53話 ラングレンという男2
なんか、斜め上のお願いされちゃったなー
えーと、、、
ここはラングレンの立場に立って考えよう
まずは俺が恩寵士である事は間違いないと認めた
これはうんそうだろう、魔玉吸収したしね
それから、、、ラングレンはユビキリの領主ではないのか確か、でもユビキリを実質的に守ってるのはラングレンだ
でも、戦場は隣の国だしな?
教会がよその国の戦争に対してどういうスタンスなのかは知らんが
理由としては弱い
!
根本的な見落とししてたな
ラングレンは、リアス教の司祭だった
そこに、自分達の神を宿したと言う謎の男、
まぁ、それは俺なんだけど、、、が現れて
一応それっぽい事を言っている
んで、もし仮に俺が神を騙る不届きものなら、、、
うんそりゃ切るわ、切る、スパッと
でもだ
もし本当だったら?
司祭と言う立場がリアス教でどれだけの地位かは知らないが恐らく他にも司祭とか、、、それこそ教皇?枢機卿?とかいるかもしれん
それを一司祭の独断でスパッとは、、、うんできんな
じゃあ、、、なんでそれで戦争なんだ?しかも他国の
いやまあ俺個人は参加する気は無かったけど見には行くつもりだったんだけども、、、
うーんやっぱわからん
聞こう
「ラ、ラングレンさん」
「あ、ああ」
「その、なんで戦争なのでしょうか」
「その、、、お前の中のリアス様は恩寵を回収なさると仰っておられるのだよな?」
「え、ええ、それはそうですね」
「そんな話は聞いた事がないのだ、聖典にも神話にも」
「また、恩寵士が他の恩寵士を倒した事は歴史上何度もある、だが、恩寵を回収したなんて事は一度も聞いた事がない」
「死んだ恩寵士の恩寵は保管場所へ還り次の継承者へと受け継がれる」
「あ、あの質問してもいいですか?」
「あ、ああ」
「恩寵士が他の恩寵士をその、、、殺した場合、殺された側の恩寵は保管場所へ還るだけなのですか?」
「ああ、説明不足だったな、その場合は殺した恩寵士が選ぶのだどちらの恩寵にするか、そして選ばれなかった恩寵は保管場所へ還る」
「な、なるほど」
へぇーだから2つは持てないと
『うむ』
あ、開発者ここにいたわ
「続けるぞ、ジローは、、、いや、ジロー殿は」
「ジローのままで大丈夫ですよ」
「しかしな、、、いや、そうだな、わかった」
「ジローは現時点で恩寵士だ」
「はい」
「戦争に行けば敵にも恩寵士が居る」
「えーと、、、まさか」
「敵の恩寵士を倒して、その、、、証として欲しいのだ」
嫌なんですけどぉ
すっっっっごく嫌なんですけどぉ
『行け』
あーはいリアスはそう言うよね
いや、待てよ?
「そ、その、ラングレンさんの恩寵を継承していただければ、その証?に出来るのでは?」
「ま、待ってくれ!いや、待ってください!!」
ラングレンが敬語だよ、、、
ぬふふ、くるしゅうない
「そのですね、私のその私的な気持ちでは無いのです」
「ですが、ユビキリの民は?領土は?どうなるのでしょうか?」
「私が守らねば、、、いや、ユビキリを持つ私にしか守れないのです」
「ですから、どうか、どうか」
あーうん。なるほど。
今分かったわ
そうか、ラングレンは最初から俺が自分の恩寵を回収する可能性をとっくに察していたんだな
それで、それはどうしても困るから戦争ってワケね
うん、自分のは嫌だから他の奴のにしてってのは聖職者としてはどうなの?ってのは確かにある
でも、そうだよな、ラングレンはずーっと守ってきたんだもんな、ユビキリを
そしてこれからもそのつもりだから、、、
『それがこやつの信念なのであろう』
リアスはそれでいいのか?
『回収できるのならしたいがな、この男が本気で拒否するとお前も我も死ぬぞ』
あ、そこはリアスもラングレンと一緒で現実的なんだな、、、
いや、リアスは元々か
今も抵抗されたら勝てないしユビキリは辞めとけって言ってんのか
はぁーーーーー
戦争か
なあ、リアス
『なんだ?』
勝てると思うか?
『この男よりは可能性があるだろう』
ラングレンってそんなに強いのか、、、
『強い』
んーーーー
しょうがないか
わかったよ、どの道、恩寵回収しなきゃ俺の目的は果たせそうにないしな
帰れないままアンスで歳だけ取って死ぬ訳にもいかないし
動くしかないか




