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迷子のおじさん  作者: イオン
4章 アンス戦争編
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50話 魔物が居る世界


どこが削られてるのか分からんけど


『そこだ』


目を凝らしてよく見ると確かに不自然な行間?スペースがある


言われてみると、確かにその部分だけ少し全体的に凹んでいるようにも見える


千年ののち恩寵と共に我の元に訪れよ


だったか?


『そうだ』



あーうん。なるほど。

やっぱりリアスとの約束部分だけが削られたんだな


それで?どうする?


『もうここに用はない。帰るぞ』


そっか。

リアスの声は寂しそうにも聞こえた。



そして、教会から出ようとしたその瞬間ーー



「魔物だ!!!逃げろ!!!」


そう大声で叫ぶ男が居て、街は一気に騒然となった



俺は教会の外に飛び出しつつ、


「魔物だと?街中だぞ?」


『奴らはどこにでも現れる、おそらく産まれたてだろう』



つまり、突然街中に魔物が出たって事か?


『そうだ』



クソッ


俺は全力で宿屋に向けて走る


琴音!



来た道を走る


クソッ人が多いし、こっちに向かって来るってことは


魔物はそっちに居るって事か?


そう、人々は俺に向かって走っているのだ


『屋根の上を走れ』




俺は全力でジャンプする


ゆうに5mは飛んだだろうか?


近くの建物の屋根に着地しそのまま屋根の上を跳ぶように移動していく



何かが壊れるや、悲鳴が聞こえる

そして土煙


最悪だ、宿屋の近くだ!


琴音は無事なのか?


急げ!急げ!急げ!


とにかく全力で屋根から屋根へとジャンプを繰り返す



来た時は歩いて15分ほどかかったが

1分もかからず宿屋の見える位置の建物の屋根に着地する


居た!獣型の魔物だ


周りには死体?壊れた建物とにかく様々な物が散乱している


俺は自分の居る建物の屋根を無造作に掴み、そのまま引きちぎるように瓦を剥がし全力で投擲したーー


命中!


だが、、、クソッ死んでない!


魔物は衝撃で少し怯むが死んではいない

かぶりを振って俺を探しているのだろうギョロギョロとした目を忙しなく動かしている


投擲じゃダメか!


俺はそのまま跳んで魔物に接近していく


だったら、、、




殴り殺してやるーー




一気に魔物との距離を縮め、もう魔物は目の前



右手の拳をを握りしめ殴る!



魔物の額はべゴンッという音を立ててへこみ


そのまま絶命する



魔物の死亡を確信した俺は、脇目も振らずに宿屋を見る!


入り口が壊れている!

建物も半壊状態だ


「琴音ぇー!!!」


叫びながら宿屋の中に無理矢理入る



琴音の部屋は確か、、、あった!あそこだ!


壊された瓦礫で、ドアが潰れている


中の琴音は無事なのか?


逸る気持ちで瓦礫をどかし、ドアを蝶番毎引きちぎりながら開ける


「琴音!いるか?琴音!」



「次郎!」



琴音を見た瞬間ーー



抱きしめた

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