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47話 構造
この二週間様々な人に話を聞いて、
ずっと違和感を感じていたが、
このアンスの社会構造は俺には
とても歪に見えた
何もかもが恩寵なのだ
街の名前、自分の出身、地理も全て恩寵が基準
例えば、この街の名前ユビキリで最も西の街なんかは特徴的だろう、、、
人々はそれを全く疑問に思っておらず
むしろ誇らしそうに言う
「恩寵士様が居なければ俺たちは生きていけないよ」と
確かに魔物は危険な存在だ
一般人が出会えばほぼ即死、毎年何人もの犠牲者をうむ厄災だ
だがあまりにも、社会構造が、恩寵に寄ってないか?と俺なんかは思う
リアスすら
『こんな事になっていたのか、エレグランよ』
と謎の発言しだす始末だし
まあ、調べられるだけの事は調べたし
戦争を見にいかなきゃならない
ラングレンの推薦状の事もあるしな
疑問は深まるばかりだが、これ以上は考えても仕方ない
「行こうか」
「うん」
宿を引き払い、琴音と出発する
目指すは隣国オオソデ
このアンスはどこかおかしいーー




