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迷子のおじさん  作者: イオン
3章 恩寵と共にあれかし
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47話 構造


この二週間様々な人に話を聞いて、

ずっと違和感を感じていたが、


このアンスの社会構造は俺には



とても歪に見えた



何もかもが恩寵なのだ



街の名前、自分の出身、地理も全て恩寵が基準



例えば、この街の名前ユビキリで最も西の街なんかは特徴的だろう、、、



人々はそれを全く疑問に思っておらず



むしろ誇らしそうに言う



「恩寵士様が居なければ俺たちは生きていけないよ」と



確かに魔物は危険な存在だ

一般人が出会えばほぼ即死、毎年何人もの犠牲者をうむ厄災だ



だがあまりにも、社会構造が、恩寵に寄ってないか?と俺なんかは思う



リアスすら



『こんな事になっていたのか、エレグランよ』



と謎の発言しだす始末だし



まあ、調べられるだけの事は調べたし


戦争を見にいかなきゃならない


ラングレンの推薦状の事もあるしな



疑問は深まるばかりだが、これ以上は考えても仕方ない



「行こうか」



「うん」



宿を引き払い、琴音と出発する


目指すは隣国オオソデ


このアンスはどこかおかしいーー


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