42話 恩寵の回収方法
俺はやるべき事をやるしかない
琴音との事であらためてそう認識させられた俺はーー
旅の装備をまず整える事にした
といっても、
教会のシスターさんに丸投げでお願いしたんだけどね
この世界どころか日本でもサバイバルに必要な装備なんてわからないしね
ちなみに馬車便はあるみたいだ
数はそんなに多くは無いらしく、数日かけて近隣の街から街をお客を乗せながら運んでくれるらしい
機会があれば利用したいが、俺だけなら走った方が速いんだよね〜
多めにお金を渡して、あまりはどうぞと言ったらめちゃくちゃ張り切っていた
シスターさんにお願いした帰り
ラングレンと出くわした。
ゲェッ!ラングレン、、、
「ラングレンさん、こ、こんにちは」
「ん?ジローか。どうだこの街には慣れたか?」
「はい、おかげさまで。」
「それで?教会に何か用か?」
「えっと、そのですね、、、用事はもう終わったので今から帰るところなんです」
「そうか」
「はい、ではこれで」
「ちょっとまて。」
ひぃ
「は、はい、なんでしょうか?」
「あの娘とお前は旅人なのだろう?これからどうするのだ?」
「これからですか?」
「うむ。魔玉の金はあるのだろうが、働くにしろ、旅を続けるにしろ目的はあるのか?」
目標か、、、
恩寵は集めないとな、、、
そうなると、、、
「お、俺ももしなれるものなら、恩寵を手に入れたいかなーって、、、」
ピシィ
し、しまったぁ
こいつに恩寵は禁句だったぁ!
空気が凍る
だがーー
「素晴らしい志だ、金はあるであろうに、狭き門ーー」
「ーーいや、もはや志す者すらほとんどおらぬこの時代にお前と言う男は見直したぞ」
ほへ?
「その歳から、、、いや、それは言うまい」
「試練と、苦難と、絶望に満ちた道だろうが、いや違うな、私の同士となろうと志すお前の気持ちを私は心から応援する、いいだろう先の戦争の推薦状も書いてやる」
「己を知るのもまた、試練の一つと心えよ、励めよ」
せんそう?はにゃ??
その後、、、
なんか、テキトーな事を口走ってしまった途端
ラングレンから戦争の推薦状を貰ってしまったんだが、、、
なあ、リアス、恩寵士ってどうやったらなれるの?
『貴様は既に恩寵士だ』
あれ?そうなの?
『当然だ、我を宿しているのだから』
えーでも、街の人とかラングレンとは全然扱いが、、、
『そう名乗っても人間にはわからぬだろうな』
んーーー
本質的には恩寵士ではあるけど、人間にはそれはわからない的な?
『そのようなものだ』
ふーん、、、
認められたいなら、このアンスにある恩寵を手に入れろって事か
『そうだな』
どうやったら恩寵は手に入る?
『継承するか、奪うかだ』
もうちょい詳しく
『継承は現在の恩寵士が継承の意思を示せばなされる』
奪うは?
『現在の恩寵士を殺す』
あーうん。予想はしてたけど
人間を殺すのはちょっとどころか、無理だ
継承の方向で考えないとな、、、




