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迷子のおじさん  作者: イオン
3章 恩寵と共にあれかし
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37話 神話と、、、


お世話になった教会に寄進をし、お礼をいって後にしようとすると、


最後に牧師さんとシスターが神話をそらんじてくれたんだがーー



あれ?これどっかで、、、




『足りない』



そうリアスが言い出した


ん?足りないって


『言葉が削られている』


えーと、さっきの神話の?


『そうだ』


どこの部分?



『「千年ののち恩寵と共に我の元に訪れよ」この一文だけがない』



うわー、、、それはまたピンポイントだな



『削ったのか忘れたのか、とにかく、約束そのものが無かった事にされている』



うーん、、、



少なくともリアスは2000年前には恩寵返しに来てもらってたはずってことは


さっきの神話は2000年より前に変わってた事になるしな


仮に俺が「2000年くらい前の神話はこうじゃなかったんですか?」

なんて聞いてみろ


どう考えてもやばい、


なんで知ってる?どこで聞いた?誰から聞いた?


質問攻めにされて下手したらラングレンに真っ二つにされる可能性もあるな



くわばらくわばら



神話と宗教には近づくなは共通言語だわ


それに情報不足なのも否めないしな

斎藤一郎太さんとか、、、



『うむ』



まあまずは、一旦出よう



そうして俺は、

シスターさんにはお世話いただいた心づけだと

いって、銀貨を数枚渡し、たまに琴音にこっちの言葉と、簡単な読み書きを教えてもらう約束をする

めちゃくちゃ嬉しそうだった


女ってやつぁかぁー


コソコソとシスターさんと話してたので

琴音は少しムっとしていた

そういうのじゃないから!君の為なんだから!



「やまださーん、なにしてたんですかぁー?」


アホの子みたいな口調で琴音が聞いてくるので

説明するとすぐに顔を赤くして、少し嬉しそうに、お礼を言われた


うんうん

表情豊かになっておじさん嬉しいよ


森での数日は、顔は土器色、目元はクマだらけ、表情筋は死んでたしな

あの森は人間の住むところではないんだろう



次は宿屋を探すが、さっきのシスターさんにリサーチ済み


当面の拠点はここだな、


外観はうん、ザ木造って感じだな


他の建物と変わらない、石を積んだ基礎に木を組んだ木造建築


普通の民家よりは少し大きいかな?



中に入り

フロントで部屋を選ぶがーー


「相部屋で」


琴音が言う


「え?でもお金に余裕はあるし別々で良いんじゃないか?」


「山田次郎さん」


琴音は急に教師のような口調で


「は、はい」


「前々から思っていたのですが、あなたには危機感というものが足りません」


そんな前々って、、、まだ会ってから1週間程度でしょうに

危機感については確かに、そういうところはあるかもしれない、、、

良く言えば俯瞰で物事を見れるだけど

悪くいえば他人事

長短合わせ持つ部分ではあるか



「いいですか?」


琴音はビシッと指を立てて


「ここは異世界です」


「は、はい、おっしゃる通り」


「いつなにが起こるかわかりません」


「それ昨日俺が言った気も、、、」


琴音はウッという顔をして


「、、、要するにですね。節約しましょう」


「ふむ、、、?」


あれか。琴音はお金が大好きなのかもしれないな

最近は若い子も投資とか普通だって言うしな

会った時の格好もバリバリのスーツ姿だったし


これまでは主に琴音がだけど、極限状態過ぎてほとんどお互いの事なにも知らない状態だしな


よし、その辺りも含めて一度しっかりとコミュニケーション取ろうか



「別部屋で」


「ぶー」


「ま、まあ男女だしね?流石に、、、ね?お金もあるし」


「この後食事は一緒に取ろうか?お互いのこれからの事、これまでの日本での事も含めて一度しっかり話そう」


そう言うと、琴音の顔はキョトン?とした顔から

みるみる赤くなる


「よ、よろしくお願い申し上げます」


「あ、ハイ」


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