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迷子のおじさん  作者: イオン
3章 恩寵と共にあれかし
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34話 アンスの経済


俺たちに与えられた部屋は相部屋だった

俺と琴音とリアスは早速

今後の方針を相談する


「少なくとも人間が生きていくのに必要なものを揃えるのが先決だと思う」


「賛成」


『良かろう』



「まあ、衣食住だなさっきのシスターさんに聞いたが、このアンスにもお金はあるらしい」


ざっくり、



金貨1枚で銀貨10枚

銀貨1枚で銅貨10枚

銅貨1枚で銭貨100枚


パン1個がおおよそ銭貨5枚らしい

宿屋が素泊まりで、1人銭貨50枚

うん、やっすい

日本なら500円とかだしな


そして、一般的な労働者の給料は月に銀貨1枚くらいらしい


税金なんかは、必要なら都度集めるそうだ。



毎日宿屋泊まりは普通に働いてたのでは不可能


定住するなら、ほったて小屋でも建てるしかない


そりゃそうだ。宿なんてとるのは普通は余裕がある人だけだし



さて、どうやって生活基盤を整えるかな

俺と琴音が働いても生きていくだけで精一杯になるし



旅なんて夢のまた夢



琴音は

「現代知識で画期的な道具を作って売りましょ」

「具体的には?」


「え?」

「え?」


「そんな画期的なアイデアなんかないし、そもそも現金化するまでどれだけかかるかわからんしね」


「しゅん」


あ、琴音が拗ねた。ちょっと可愛い



「うーん」


『価値のあるものを売れば良いのではないか?』


価値のあるものか、、、


俺が持っていた、財布やスマホ、車の鍵

琴音が持っていたのは、スマホと少額の現金だけらしい

今どきはほとんど電子マネー決済で財布すらもたんのね

スマホの充電なんてとっくにきれてるし

地球産のアイテム売って当面の資金計画は無理だな



『何を言っている』


『魔玉だ』


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