24話 アンスの時間軸
今日は白川さんは自分で歩くみたいだ
まぁ、風呂とか俺8日ははいってないしなー
と思ったら、妙に距離は近い
「魔物はこの辺りにはまだいないよ?」
「考えてみたんですけど」
「はい?」
「やっぱり同じタイミングでぶつかりかけてこんなに時間や場所がズレるっておかしいと思うんです」
「それは確かに」
ちなみに白川さんは青いマンホールは見ていないそうだ。
俺と?ぶつかりかけてそのまま目を閉じ、開けたらここアンスに居たみたいだ。
「つまり」
つまり?
「地球とここアンス?は時間の流れが違うんじゃないでしょうか?」
まぁ、、、それしか考えられないよな
「「重要なのは」」
「「どっちなのか?」」
そう、アンスの時間が早いのか?地球の時間が早いのか?
ズレるって事はどっちかが早い事になる
んで、今のところは
アンスが早いが優勢
そりゃそうだ、地球では如何考えても数秒もない差でこっちでは5日だ
「とすると、アンスでの数年が地球では数時間の可能性があるよな」
「そうですね、私もそう思います」
ただまあ、、、
「確認のしようがないんだよねー」
「、、、そうですね」
「まあ、これは考えても仕方がないよ、どうしようもないし」
「白川さんこれからどうしたい?俺はリアスの事を手伝いながら帰還の方法をさがそうと、おもってるんだけど」
この数日でリアスの事も話した
白川さんはあっさりと信じてくれて
「すごい力ですもん、山田さん」と、むしろ納得していた。
「そうですね、私も、、、」
「いえ、やっぱり私はまずは自分の事からなんとかしようと思います」
「自分のこと?」
「この2日だけでも、私一人だけなら既に死んでます」
あーね、そりゃまぁそうだ
魔物が蔓延る森に女の子1人
いや、屈強な男だろうが魔物に出会えば即死だな
「なので、せめて自分の身は自分で守れるようになろうかと」
「んーでもリアス曰く、普通の人間では魔物には勝てないらしいよ?」
「勝てなくても良いんですよ!」
ほほぅ?
「安全に逃げられれば、勝ちです!」
ふんすっと両手を体の前で握る白川さん
あーなるほどね。
そりゃそうだ
俺はバカだなー
俺はなんであの最初の白い人型の時、殺そうとしたんだろうな、、、
逃げれば、、、
いや、無理だな、あの状況では無理だ
走っても隠れても、確実に死んでるわ
うん、あれはああするしかなかったんだ。
「あ、これ、あげるよ」
「え?なんですか?」
「びーだま」
「え?びーだま?凄い綺麗ですけど、、、なんか動いてる??」
「ウソウソ、それ魔物の核?みたいなもんらしいよ」
「はぁ、、、?」
なんか持ってるとご利益あるかもだからお守りがわりにでもしてよ」
「お守り、、、」
それからしばらく白川さんは魔玉をじーっと見つめていた




