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迷子のおじさん  作者: イオン
11章 山田次郎の選択
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178話 山田次郎の選択2


数分でシルオールの元へと辿り着く


うん。居る。やっぱり移動もしてない。


膨大な存在力も相変わらず底は見えない。



さて、、、来たはいいがどうやって近づく?



相変わらず触手はヒュンヒュンしてるし


存在力も漏れているし、、、うーん増えてるか?

微妙だな、、、でも、減ってはいないな



でも、、、あれ?


触手の動きがちょい遅くなってる気がする


ギリギリ肉眼でも見えるぐらいには、、、



どうする?


ギリギリまで近付いて一か八かか?


何か他に手はあるか?





そう思いサークの幻影を出す



おー俺ってこんな感じなのね、、、



5体ほど出してグルリとシルオールの周囲には配置する



そして、俺の本体は慎重に距離を詰めて



幻影毎一気に加速するーー



ヒュッ!ボシュ!



いける!幻影に反応してる!



ヒュッ!



っとぉ!

ギリギリで躱す



ヒュッヒュッ!



これは、、、オオソデを出して防ぐ!



ガガッ!



よし!止まった!



ならこのまま、、、



そして、俺はシルオールの元へと辿り着いた




すぐさま俺はシルオールの胸の穴を覗き込む




魔玉が、、、ある!ある!



あれだ!間違いない!



ほんの少し傷が入っているのも見えるし、そこから存在力が溢れているのも確認できる



急いで手を入れる




モタモタしてたら死ぬ




そして魔玉に触れた瞬間、思いっきり俺の存在力を送り込む



ぐあっすっげ、どんどん入る



ど、どうする?

足りなかったら俺、、、死ぬのか?



い、いや、もう、これは賭けるしかない!



全部、そう全部だ。



そう思い存在力を流し込む。



そして、10秒程が過ぎ、、、



ふと、頭の中の声が減っているのを感じる



恩寵も入って行くのか?わからん、、、



でも、なんでもいい!行け!



民を救うんだろ?恩寵達!

シルオールを止めないとアンスが滅ぶぞ!!!



「「「うおおおおおおおおおおおおお!!!」」」




そんな声が聞こえた気がする




そしてーー



と、止まった?



シルオールの存在力が溢れるのが止まっているのを感じ、胸の穴も塞がっている



俺の身体はまるで、鉛のように重い


身体を動かすのも億劫だ



もうなんもでねえ




視線をシルオールに向ける



白目を剥いていた目も開いていた口も閉じられ、涙も流れていない


寝顔にも見える



た、たぶんこれで大丈夫だろ



ふぃーーーーー



やった!成功だ!



恩寵達の声はもう聞こえない



みんな、シルオールの中へはいっちゃったのかな?



最後の最後までアンスを、いや




アンスの民を守ったんだな。




そう1人成功を噛み締めていると、、、



シルオールの胸の穴、ちょうど背中側に



マンホールほどの大きさの海のような青い穴が見えた


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