↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷子のおじさん  作者: イオン
10章 リアスの選択
PR
163/186

158話 恩寵士達2


サークの街ーー


ガーベラさんか、オオソデの戦争以来だな


俺はガーベラを訪ね、リアスが恩寵を回収する事、魔玉槍の使用と普及などを説明するのだが、、、


「ああ、リアス様ですか」


「ええ、どうぞ」


「ああ、そうなんですか」


と、凄く投げやりだった


、、、まぁ、左腕失っているし、彼女はどうやらドンガッチンさんの死のショックで放心状態のようらしい。


俺にも経験あるしな、全てがどうでも良くなった事が。


「その、、、ガーベラさん」


「まだなにか?」


「、、、いえ」



これが、戦争の爪痕か、、、



それから、俺は2ヶ月ほどかけて残りの恩寵を回収する為、各地を回った

魔玉槍の使用方法や製造方法とミリアの書簡を携えて。



恩寵士達はミリアとユリネとガーベラ以外は戦う事を選んだ


まぁ、そうなるよな。


いくらリアスが神様で、恩寵は与えられたモノだったとしても、

急に現れて、恩寵を返せって言われても



「はいそーですか、どうぞ」


とはいかないよな



そうして、恩寵を回収するたびに、各恩寵士の歴史、そして記憶が俺の中を流れるーー


正直、かなりきつい


ユイが無かったらたぶん廃人になってるぞこれ


そして、俺でもわかるほど、俺が強くなっていくのを感じる



凄まじいなこれは、、、


これならきっと、シルオールにだって、、、



そして、残すはあと1つ、トルカブトだ



ハーク帝国帝城ーー


「来られましたな」


そう言い、立っていたのはハーク帝国皇帝レオグランハークだった


「リアスが喋ります」


「うむ」


リアスいいぞ



「エレグランの系譜、レオグランよ」



「ハッ!」



「古の盟約により、恩寵トルカブトを返してもらいにきた」



「ハッ!」



「、、、トルカブトは我が頭蓋骨の恩寵」

「回収すればお前は」



「死ぬでしょうな」

「じゃが、、、それで良いのです」


「このアンスは確かに恩寵によって安寧を享受してきました」

「しかし、その恩寵ももう残り数百年で終わりを迎えます」



「それに、、、こちらを」


そう言って渡されたのは一枚の立派な紙だった


これは、、、キョーセイ王国からの宣戦布告?


「ここに書かれている事は事実だと、余も思います」


「本来ならハーク帝国は2000年前が寿命だったのです」

「それを無理矢理、延命に延命を重ねてきましたが。」


「そして、、、そのキョーセイ王国もまた先の戦争で得体の知れぬモノによって、余の帝国恩寵士と共に沈みました」



うん。シルオールの事だな。

詳細までは皇帝でもわからないか



「この、アンスはもはや変わることを選ばなくてはならなくなりました。」


「余が躊躇っている間に、、、取り返しのつかないほどの事態になってしまいました」



レオグランハーク皇帝は一つ息を吐く



「どこか、余は、いえ、歴代の皇帝達は、この時を待っていたのかもしれませぬ」



「余達はリアス様を裏切りました」



「ですが、それでも、、、」

「それでもただ、今を懸命に生きる民達を1人でも多く救いたかった」



「その想いだけは嘘偽りはございませぬ」



「エレグランも、、、優しい、、、いや、優しすぎる男であった」


「レオグランよ、、、」


「3000年民を導き守った事」


「誠に、、、見事であった」


「もう、休むが良い、アンスは必ずや別の道を探し当てるであろう」



「、、、ハッ!」



そうして、、、



俺はトルカブトの恩寵を回収した。


歴代ハーク皇帝の記憶は、苦悩の記憶ばかりだった


これがずっと、民を、世界を、守り、受け継ぎ、導いてきた男の、、、



『エレグランの系譜よ、、、安らかに』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。