133話 悩めるおじさん
イーシキハイの言っている事は、、、わかる
いつか、恩寵がダメになるとわかっているなら今それを変える
恐らく感情を抜きにして考えれば正解だ
でも、、、
「ぎ、犠牲者は?」
「お前の理想の実現には一体どれほどの犠牲者が出ると思っているんだ!」
イーシキハイはキョトンとした顔で、
「だから言っている」
「汚名は被ると」
「私は既に覚悟を決めている」
「ジロー」
「君はどうする?」
お、俺?なんで、、、俺?
だ、だって、、、俺は、、、別に、、、
アンスの人間じゃ、、、
「選ばないつもりか?」
「リアス様を宿し、イダテンの恩寵士として生き」
「それでもなお、、、」
「自分は関係ない」
「と?」
そ、、、れは、、、
「選ばないというのなら」
「それでも良いでしょう」
「私がイダテンを治めてあげます」
「いずれ、奪いに来ます」
「その時、後悔しても、もう、、、」
「遅いですよ?」
そう言い残して、イーシキハイは去って行った
最後に
「降るつもりになったら、キョーセイ王国の恩寵士を尋ねてください」
とだけ言い残して。
シック、、、それに、、、イーシキハイ
帝国か、キョーセイ王国か、、、それとも、、、
『恩寵を回収する手もあるぞ?』
『貴様が』
リアス、、、お前はブレないな、、、ははは、、、
琴音、、、
ダメだ、無性に琴音に会いたい
そう、考えて家に急いで帰る
「琴音!」
「じ、次郎、、、どこに行ってたの?」
そうだ、、、琴音は憔悴している、、、
イーシキハイの話なんかとてもじゃないが、、、
「あ、ああ、ちょっとね」
「体調は?」
「う、うん、、、だいぶ落ち着いてきたよ」
「そっか、、、良かった」
とととっと琴音は俺に近寄り
スッと身体を預けて来る
「ごめんね、今だけは、、、」
「あ、あぁ、、、」
俺は、、、




