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迷子のおじさん  作者: イオン
8章 恩寵士山田次郎
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102話 中級魔物2


恩寵を?


『ああ、感じる』


魔物だよな?


『ああ』


なんで魔物が恩寵を?

与えたのか?


『恩寵士を殺して奪ったのだろう』


恩寵士は魔物に殺されたら恩寵を奪われるのか?


『人型ならあるいは』



と、その瞬間ーー



俺の視界はブレ


視界が戻ったと同時に俺は数m移動しており


俺の身体があった所を黒い棒の様なモノが貫いていた


『伸びるのか』


黒い魔物をみると右腕だけが上がり、伸びていた



「ラングレン!腕を切れ」


そうレオグランハーク皇帝の声が頭の中で聞こえる

これは、、、トルカブトの能力か!



そして、ラングレンが一瞬でユビキリを抜き、、、


キンッ!


切った!



魔物の腕は綺麗に切断されてポトリと落ちた



「ハヤイナ」



だが、魔物はそれだけしか言わず腕は切れたまま元の長さに戻る

が、、、切断面がボコボコっと音を立てて、、、


腕が再生した!



「キーソを!」

そうレオグランハーク皇帝の声が頭の中に響き


皇帝自身は鋼鉄玉を投擲しているが、当たってもキンッと弾かれている



「ずっとやっていますわ!」

ミリアが叫ぶ




なるほど、、、




化け物だ




「アーウルセ、ウルセ」


なんだ?



そして、魔物はその場に留まったまま、両腕をあげると同時に



伸びた!


片方は俺!

もう片方は、、、ラングレン!



俺はまた視界がブレ避ける

そして、数m移動したところから


「接近して仕掛ける!」

リアスが叫ぶ!



ラングレンは、、、ユビキリで受けたようだがいつもの穏やかな顔はなく、ギリギリと歯を食いしばって魔物の腕を受け止めている


そこへ、


「援護する!」

レオグランハーク皇帝の声が頭の中に響き



同時に大きな岩が魔物の頭上に向かって飛ぶ!



「ミリア!」

レオグランハーク皇帝の声が響き



空中の岩が下に加速して魔物に向かう!



ドゴンッ!

轟音!



俺の視界はまたブレ、気づくと目の前には黒い魔物の目がーー



「フゥッ!」



ドンっと魔物の脇腹に俺の左脚がめり込む!



「ガカッ」



腕を伸ばしたままの、魔物が息を吐き、その場から10mほど吹き飛ぶ!



『ちっ固いな』



そうリアスが呟き、吹き飛んだ魔物をみると

いつのまにか腕は元に戻って、ムクリと起き上がった



「イタタ」

「ナンダオマエ?」



「中級だな貴様」



「ソウダ」

「オマエマモノカ?ニンゲンミタイダ、、、ヘンナノ」


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