103話 中級魔物3
「何故恩寵を持っている!」
「「「なっ!?」」」
ミリア、レオグラン、ラングレンが一様に驚く
「オンチョー?」
「声がするのだろう!」
「アア、ウルサイヤツカ」
「ニンゲンコロシタラ、コエガスルヨウニナッタ」
「いつだ!」
「ズットマエ」
「オカゲデチュウキュウニナレタ」
「そうか、、、では死ね!」
そういって、また俺の視界はブレて
目の前に魔物の身体が見え、、、
ガッ!
と、音がすると、俺の蹴りは魔物の腕で防がれていた!
「ヒヒッ」
そう魔物が呟く
「チッ」
リアスは舌打ちして、蹴った反動でクルッと宙返りして着地ーー
と、同時にまた視界がブレる!
数m移動して、俺の身体があった所に魔物の右腕が伸びていた
レベルが違う
全くついていけない、、、
また俺の視界がブレる
今度はすぐ隣にレオグランハーク皇帝がいた
リアスは小声で、
「奴の左腕をラングレンに切らせろ、隙は我がつくる」
そう伝え、俺の鋼鉄玉を手渡す。
レオグランハーク皇帝が鋼鉄玉を受け取りつつ、目で頷くと
また、俺の視界はブレるーー
「リアス様が隙をつくる!ラングレン備えよ!」
レオグランハーク皇帝の声が頭の中に響く
更に、皇帝は魔物に向かって鋼鉄玉を投擲する
目の前には魔物の身体が見え、、、
俺の視界は更に下へ!
リアスは態勢を低くして、魔物の両脚を蹴った!
ガツッ!
「オオ?」
魔物の身体が空中で横倒しになる!
チラッとリアスは魔物の左腕とラングレンを見る!
左腕は上側なのを確認し、、、
「ミリア!」
そう叫ぶ
また、俺の視界はブレ
魔物から数mほどの場所へ
魔物は地面に叩きつけられていた。
「ギギッ!」
そして、魔物に無造作に近づく
また俺の視界がブレ
1mほど動く
そして、魔物の左腕が俺の居た場所を通り抜けていた
「ラングレン!切れ!」
レオグランハーク皇帝の声が頭の中に響く!
「はあああああっ!」
キンッ!
音の方を見ると、魔物の左腕が切断され、ポトリと落ちた
と、同時にーー
「グガアアアアアアアッ!」
魔物が咆哮を上げる!
そしてまた俺の視界はブレ
今度は目の前に切られた魔物の左腕があった
リアスは魔物の左腕に触れ
瞬間ーー
「私が、、、絶対、、、絶対、、、ここで、、、お前を、、、!皆!!」
そう女の子の声がする。
そして、
「ガアアアアアアッ!アッアッ、、、ハァッ」
「ハ、、、」
「ウルサクナイ」
と魔物が言い
ボコボコっと左腕が再生する
「ふぅ、、、ユイだったか懐かしいな」
そうリアスは息を吐く
この恩寵はユイって言うのか。
今は後だ!でも、、、皆も感じてるだろう。
恩寵を取り返して明らかに魔物は弱体化したな。
『ああ、、、』
『ここで殺すぞ』
そうだな。あいつはここで殺す!
「皆、援護は余がする、好きに攻めよ!」
レオグランハーク皇帝の声が頭の中に響く
「はあああああ!」
ラングレンが斬りかかり、、、
キンッ!
魔物の長い両腕と胴体が半ばから上下で分かれる
「ガッア!」
「上じゃ!」
レオグランハークの声が頭の中に響く
見ると、魔物の上半身だけが空へ上がってーー
ドンッ!
地面に叩きつけられた!
「ミリアそのまま止めておけ!」
そう、リアスが叫びながら、ゆっくりと近づいていく
「ガッガァッ!アッ!」
魔物の切られた両腕と胴体部分がボコボコと音を立てるが、再生は遅い
「死ね」
リアスがそう呟き、左脚を振り上げーー
グシャアッ!
魔物の頭を踏み潰した




