心の中
「さっきはごめんね。」
SHRが終わって授業準備をしていると、涼風が声をかけてきた。
「いいよ、涼風はなんというか…ちょっと重いな〜とは思ったけど。」
「え?」
「思っただけだから。」
「言ってる言ってる。言っちゃってるから。無理だよ?」
「あ、移動教室だから準備するわ。涼風も準備した方がいいぞ。」
「話逸らさないで?鷹咲君って都合悪いときはすぐに話逸らすよね。最低だよ?」
「まあまあ、準備しな?」
「話聞いてる?」
「聞いてる聞いてる。涼風が俺のこと好きって話だよね?」
「は?え?」
「違ったか〜。」
「え…違くは…無いけど。」
「よかったよかった。」
「でも話聞いてないよね?」
「先行ってるからな。」
「待って待って!逃げんな!」
教室から涼風の初めて聞いた怒号が聞こえてきたが無視して移動した。
そして俺は思った、
「涼風って怒ったら怖くね?愛が重くて怒ると怖い=メンヘラの才能あり QED証明完了。」
と。
「はあ。」
朝から色々とバレてることが発覚するし、変な印象持たせちゃったし、最悪だ…。
「1限目は…科学か。今何分k」
キーンコーンカーンコーン
「……。終わった…。」
私は授業に遅れることが確定したため、憂鬱な気持ちで科学室に向かうのだった。
ガララッ
「すみません遅れました!」
「珍しいな、涼風が遅れるなんて。なにかあったのか?」
「いえ、少し準備に手間取ってしまいまして…。」
「そうか、次から気をつけろよ?じゃあみんな、この反応から説明するから教科書開け〜。」
遅れたがあまり怒られることもなく授業に途中参加した。佐々木先生って結構優しいんだな…。
キーンコーンカーンコーン
「じゃあこれ書いたら終わりにします。」
カッカッカッ
「ここテストに出すのでノートにメモっといてください。号令。」
「起立、気をつけ、礼。」
「「「ありがとうございました。」」」
「おい、涼風。どうしたんだ?」
ノートにメモを取っているときに鷹咲君から声がかけられた。
「少し準備が遅れただけだから心配しないで。」
それだけ言ってノートに向き直った。
「…そうか。なんか有ったら言えよ?」
鷹咲君はそう言って科学室を後にした。
「少し冷たく接しちゃったかな…。」
私は心の中でそう反省しつつノートを閉じ、科学室を足早に去った。
短め&内容混雑ですみません。




