病院
「……ここは?」
私は夜が明けきっていないのか、灰と紺が混ざったような色をした見知らぬ天井が目に入り、病院にいるのだと理解した。
ひとまず起き上がり、周りを見ると横で鷹咲君が椅子に座っていた。寝ているのか、はたまた何か考えているのか、ずっと俯いている。
試しに小さく声をかけるが、反応がない。寝ているのだ。
「心配させちゃったよね…。」
折角の告白を台無しにしてしまったことと、急に倒れてしまったことがずっと頭に残り、私は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
鷹咲君を起こした方が良いんだろうけど、流石に疲れてるだろうし、日が昇ってきたら起こそう。そう思い、とりあえず私はこれからのことについて考え始めた。
あれからどのくらい経ったのか、日が昇ってはじめて鷹咲君が起きたとき、倒れた原因についてや謝罪の言葉を言った。
倒れた原因は、おそらく最近かかった急性心筋炎だろう。
咳や熱などは薬や体調管理の徹底で頑張っていたが、どんどん悪化していって、結局こうなってしまった。
これから1ヶ月程治療を続ければ治るらしいので、それまで頑張ろうと思う。
まあ病気について鷹咲君に話したら、
「なんでそれを俺に言ってくれなかったんだ。」
って涙ぐんで言ってきたので、本当に愛されてるんだなと思った。
ただあんまり迷惑をかけたくないので、家の近くの病院に転院し、鷹咲君にお見舞いに来てもらうのは夕方だけということにした。
色々な手続きもして日曜日が終わり、恋人との楽しい日々を送るのはまだまだ先なのだと実感する。
歌乃ちゃんにも心配させちゃってるよね…。
良くなったら直接みんなに謝ろう。
そんなこんなで1ヶ月経った。
心臓に異常も無く健康な体になった私は、とりあえず鷹咲君と歌乃ちゃんを呼んで話をした。
「天ぢゃん…よがっだよ〜…。」
歌乃ちゃんは号泣しながら私を抱きしめた。とても心配をかけてしまったから仕方ないことではある。
一方で鷹咲君は眠そうにしていた。きっと私のことを考えて寝不足だったんだよね!
「歌乃ちゃんは元気で、鷹咲君は眠そうだね。」
「ん?俺か?まあまあ。」
「私のことが心配で眠れなかったんでしょ?」
「ん〜、どうだろ。多分そう。」
「チーン」
私の妄想に過ぎなかったようだ。悲しい。
一応彼女なんだよ!?もう少しくらい私のことを思ってよ!
なんて言ったら、鷹咲君はきっと私のことをメンヘラだとか思うんだろうな〜とか考えてみたり。
「明後日で退院だから、一応みんなにも伝えておいてくれない?」
「そうだな、みんなきっと泣いて喜ぶぞ。ウチのクラスの姫が帰ってきたー!!って。」
「それ男子だけじゃない?っていうかクラスの姫って何なの?男子は私のことを姫だと思ってるの?」
「まあ気にすんな。俺も楽しみに待ってるから。」
「ありがと。明後日学校で会おうね。」
「じゃあな。」
「天ちゃんじゃあね〜!」
「うん。歌乃ちゃんバイバイ!」
そうして私は無事退院までいけた。
病院むず過ぎて滅




