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デジタルトーク

俺は今とても複雑な気持ちになっている。

今日の文化祭の出し物決めのときに送られてきた涼風からの言葉。

「縦読みだったのか。」

ちなみに縦読みすると

【大好きです】

となる。

……。

「俺はどうすればいいんだよ。」

確かに俺も涼風のことを好意的に思ってはいる。

しかし、告白じみたものを言われてしまってはYESか NOで返さなくてはならない。

俺は涼風と付き合うのか?それとも…。

ピコンッ

「噂をすればってやつ?」

俺はスマホの画面を見た。

           【明日デートしよ】

???????????

【明日?】

           【明日何か予定ある?】

【無いけど】

           【じゃあ明日デートね】

【はい?】

           【明日9時に駅集合ね】

           【楽しみにしてるよ】

           【おやすみ】

【おやすみ】


はあ。

もう寝ていいか?

あいつ今日のことを意識しての予約か?

確かに前デートするって言ったけど。やっぱりそういうことなのか?

涼風は俺のことを……。

そうして俺は涼風のことを考えつつ眠りについた。


翌日

           【起きた?】

【起きた】

           【早起きだね】

           【今5時だよ?】

【お前も早いまろ】

【だろ】

           【w誤字ってるw可愛い】

【うるさい】

【今日は覚悟しとけ】

           【昨日の気付いたの?】

【昨日の?】

俺はあえて気付いていないフリをした。理由は単純明快、驚かせるため。

           【ふーん】

           【楽しみにしてるよ】

【任せとけ】

その言葉を最後に俺はベッドから立ち上がり、準備を済ませた。



「んぅ…今何時だろ。」

05:21:42

「5時か…鷹咲君起きてるかな?」

起きていても起きていなくてもどっちでもいいやと重い連絡を入れた。

鷹咲君は起きていたようで、少しからかいつつ楽しく連絡した。

「昨日のは気付いてないのかな?」

そう思って聞いたが、気付いていないようであった。文面だけを見れば。

恐らく気付いているのだろう。どう考えても今日に対しての熱意を感じる。

「楽しみだな…。二度寝しよ。」

そうして私は何故か二度寝した。

次起きたのは7時20分だった。

「寝坊にならなくて良かった…!」

自分で二度寝しといてあれだけど寝坊するとは思っていたため、とても嬉しかった。

ピコンッ

【二度寝とかで遅刻するなよ?】

鷹咲君に監視でもされてるんじゃないかと思うほど完璧なタイミングで連絡が来た。

           【しないよ】

           【二度寝はしたけど】

【マジかお前】

【見損なうところだった】

           【(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)】


【女子みたいだな】

           【女子ですけど】

【すまんな】

           【許さない】

そんな会話をしながら準備をして、家を出た。


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