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ゆうしゃレクトは、ほうせきをらくさつしました。
じぶんのほうしょうきんをつかいはたして、さらにせんしガルドに二千五百まんのしゃっきんをかかえてしまったゆうしゃレクトをしんぱいし、そうりょミレーヌが、ききました。
「ほうせき一つのために、五千まんゴルドもつかってしまって、だいじょうぶなの」
ゆうしゃレクトは、こたえました。
「だいじょうぶだ。おれがほしかったのは、このくにのへいわと、このほうせきで、そして、このほうせきは、五千まんゴルドをださないとかえなかった。だから、これがいちばん、よかった」
そうりょミレーヌは、いいました。
「あなたがそうおもうのなら、あなたにとって、それがいちばん、よかったのでしょう」
ゆうしゃレクトは、まんぞくそうにうなずきました。
ほうしょうきんはなくなっても、じぶんがほしいもの――このくにのへいわと、おかねをかしてくれるともだちと、そしてまおうのほうせき――を、ぜんぶもっていると、しっていたからです。
(おわり)




