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『ぼくの滅びゆく世界の観察日記』  作者: 比古狭霧


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八月十日

絵:橋の上。

川の色が、昨日より少し白く見えました。

青い色を重ねても、同じところだけ白いままでした。

橋の手すりの影は細くて、地面の白いところにまざっていました。

影の端がゆれているように見えました。


天気:晴れ

気温:あつい日でした。


内容:橋の上を歩きました。

川の流れがゆっくりで、見ていると止まりそうに見えました。

手すりの影が細くて、地面の白いところにまざっていました。

車が通りましたが、音が弱くて、遠くのままのように感じました。

川の上の風も軽くて、少しだけ音が消えているように思いました。

帰るとき、川の色は同じ白さのままでした。

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