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氷結の黒薔薇―世界を塗り替えよ、氷の少女と共に―  作者: 香辛凌
『王都-カテナ教会”生命”編-』
13/22

第8話「来たぞヤンデレ!ルシファー襲来!」



「―みーつけた……♡」


その声に俺はビクッとして距離をとる!

「……お前、何モンだ?」

だが奴は不思議な笑みを浮かべるだけで、何も答えない。

しかし、その修道服ときれいな顔を見て、俺は驚愕する―!


「ルシファー……なのか?」


それを聞いた奴の顔は恍惚の表情に変わる。

「あぁ…覚えていくれたのですね。昔は人の名前を覚えようともしなかったのに…嬉しいですよ、ソウジ……いいえ今はゲートと呼ぶべきかしらね…♡」

幼馴染…いやそれより!

ゲートの名を、なんでコイツが…?!

「な、なんで俺の今の名を知ってるんだ…?!」

俺は強烈な不安に襲われる。


「なんでって…決まっているでしょ?」


「将来の夫となる者のことぐらい、調べていて当然よ…♡」

ルシファーは愛しいモノに語りかけるかのように、甘い口調で答える。


な、何言ってんだコイツ…!?

「…見ないうちにずいぶん変わっちまったな、ルシ―」

そう言いかけたとき…

俺の唇が、突然奪われた―。


「―んんっ!!?」


頭の中が……溶ける……。

変な感情が……俺を蝕んでいく……。

それは、俺の進むべき道を変えるかのような甘さだった……。

数秒の接吻の後、ルシファーが離れる。

その瞬間、俺はへなへなとその場に膝をつく。

「な、何が……目的だ……?」

朦朧とする意識の中で、俺はルシファーに問いかける。


「うふふ…♡」


ルシファーは子供のように笑う。

「私はただあなたが欲しいだけですよ、ソウジ。」

そして、彼女は続けて驚くべきことを口にする……!

「……次に合うときは、カテナ教会”恋慕の大司教”として待ってますね……。」

そして、去り際に…


「あと、浮気は…許しませんよ…♡」


そう言って、ルシファーは人混みの中に姿を消した。

それと同時に、俺は意識を失った―。



――――――――――――――――――――――――


「なんだ……これは……?!」


次に目を覚ますと、ショッピングモールは――悲鳴と捕食音…血と腐敗臭、ゾンビの蔓延る地獄絵図となっていた―。


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