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求名の死神  作者: 夜凪比留風
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11話「決意、無謀な挑戦」

 数分経過したが、俺はかなり善戦していると言って良いだろう。まだかすり傷一つ負っていないのだから。


 と言うのも、まだ互いに全力を出し切っていないからだ。すなわち、ネーやイマジナを一切使用せず、剣技のみで戦っているからだ。

 フォムが使う気がないなら俺が使えば良いのだろうが、時間稼ぎのためにはこの方が良い。


 何より、先にネーを使うことは、手札の一部を先に相手に見せることを意味する。なんの考えもなくただ力を振るうだけでは、拮抗した互角の戦いにおいて、勝利することなど夢のまた夢だ。


 一応、思考加速、いや、全加速だけは使用している。

 どうでもいいが、思考加速というのは文字通り思考速度のみを操作するのに対し、それと同じ速度で肉体運動も加速させるのを、全加速と呼ぶらしい。


 互いに全加速を施してはいるが、それすらも1000倍程度に留めてある。本気でやれば数億倍くらい容易いのだが、それはフォムも同じだろう。だから、倍率をさらに高めることに意味はない。

 強いて挙げるなら、時間を稼ぎにくくなり、自分の首を絞めるだけだ。


 今のところ、まったく互角の勝負を繰り広げている。俺のカウンター流技がかなり有効なのだ。


 フォムの重心がゆらりと右に傾く。そのまま俺の左側に体ごと回り込んでーー凄まじい速度で方向転換し、瞬きほどの間もなく、俺の右側で斜め切り上げを放ちかけている。

 が、それも俺には通じない。

 カウンター流技の基本は『受け』と『返し』であり、吝かに攻め込んだりはしない。攻撃を受ける寸前まで相手の動きを見極め、まずは防ぐことに特化している。

 フェイントにしてはあまりにも高度かつ強力だが、左に回り込んできた時、その動きに釣られて反撃を早まることなく、相手の剣が決定的に動くその瞬間まで待てば、自ずと対応できる。


 右からの切り上げに対し、左手に持つ剣で危なげなく受け止めーーず、フォムの剣の腹を横から適切な力で叩き、軌道を逸らす。


 この方が体勢を崩せるというのもあるが、それ以前に、まともに受け止めたら俺の剣が折れ、そのまま死にかねない。

 俺の剣は空気の固体化によって生み出した超硬度のものだが、フォムの剣はそれを上回りそうな金属でできている。

 本人の戦闘スタイルがスピードタイプ気味なためか、剣自体は若干軽めに設計されているが、それと同時に空気を文字通り切り裂きそうなほどの切断力を持っている。


 逸らすと同時にフォムも剣先の軌道を修正するが、それでも俺の右肩スレスレに通り過ぎていく。当然だ、そこまで計算した上で加える力を調整しているのだから。

 この隙を狙って反撃といきたいところなのだが、それはできない。

 重心がブレているように見えて、そのブレは調整されている。寸前でガードされ、その衝撃を利用してこちらの防御を突破されかねないーーというか、突破されてしまうだろう。


 そもそもこの男、この程度からぶったくらいで体勢を崩したりなどしない。見ていれば判る。フォムの強さの要因の一つは、この圧倒的な体勢維持ボディーバランスにある。


「お前、詐欺師だな」


「へっ、人聞きの悪いこと言うなよ。フェイントが効くか試してみただけだ、よっ!」


 喋りつつ、重心ブレが演技であることを見抜かれたことに気づき、意味がないと判断したのだろう、先ほどまでとは鋭さの数段高い連撃に切り替えてくる。


 全て弾き、逸らし、避けるが、その動作に意味はないと言わんばかりに、俺の首筋、左胸、腕、脚、的確に狙う剣が幾度となく迫る。


 互いに動きを読み、展開を読み、打ち破ろうとする意思と防ぎ切ろうとする意思がぶつかり、せめぎ合う。

 剣閃が迸り、火花が散る。極限まで集中を高め、一斬一薙ぎを見極め、その凶刃を打ち払い続ける。


 …凌ぎ切った!そう思うと同時に、攻撃の手が僅かに緩む。

 その些細な、決定的な隙を見逃すことなく、左手首を強く捻り、フォムの剣は大きく弾かれる。


 右手に握った剣の動きに腕が持っていかれ、フォムの態勢が大きく崩れる。今度は、演技でも何でもない、本当の隙だ。そう、本能と理論の二要素で確信する。


 俺は、その千載一遇の大チャンスを、意図的に無駄にした。攻撃にこそ転じるが、踏み込みを浅くし、剣がギリギリ届くという状態を作り出した。


(先に手札を切るのはそっちだぜ。切らずに防げるなら、やってみろよ!)


 俺の攻撃は、遅らせたと言っても微々たる差で、あとコンマ0秒以下の時間でフォムの心臓のど真ん中を貫く。

 弾かれた剣を構え直せてさえいないのだ、防御不可能、回避不可能だ。


 ーー不可能な、筈だった。俺の判断は完璧で、正解で、何の懸念も抱かずにトドメを刺そうとしていれば、死んでいたのはこちらだ。


 俺の剣先がもうフォムの肌に触れるのではないかというその瞬間、俺の剣は下から上へと弾き上げられた。

 直後、続け様に下から上へと突き抜ける衝撃が俺を襲う。


 それを予見していた俺は、弾かれた剣を、その勢いを利用して手元へと戻し、第二の衝撃ーーすなわち剣撃をしっかりと防ぎ、今回は体を浮かせ、衝撃に身を任せて後ろへと跳ぶ。


「「やっぱりな……」」


 二人の声が重なる。


「隠してやがったか」


「読まれていやがったか」


 おそらく、フォムも俺の目的に気づいてはいたのだろう。が、それでも俺の策に乗るほか無かったーーというか、そうしなければ死んでしまうという状況をわざわざ作り出したのだから、当然だ。


 フォムは、未だ本気を出していなかった。ネーの類を使用していないという意味ではなく、単純な剣技勝負においてだ。


 そう、フォムの本当の戦闘スタイルは、双剣だったのだ。


 俺は早い段階で違和感を感じていた。フォムの攻撃は、十分対応できる。その理由が、攻撃と攻撃の間に一定以上の間があり、やけにリズミカルなのだ。

 本来、右手と左手で交互に攻撃を放つため、左手を使っていない分、間ができているのではないかと仮説を立てた。

 そしてそれは、先程のラッシュで確信へと変わった。攻撃自体は鋭く、高度なものであったものの、攻撃速度が一定。


 フォムにとって有利な展開で二本目の剣を取り出されては、勝算がゼロに等しくなる。だから俺は、チャンスを手札暴きに消費したのだ。

 あの大チャンスをむざむざと逃したのは痛手だが、どのみちネーの能力を把握できていない以上、殺しても死なない可能性だってあった。

 可能なら、なんとなく察していた"双剣"ではなくそちらを暴きたかったのだが、流石に無理があったようだ。


「まあ、別に読まれてても大した問題じゃないぜ?だってよ、剣一本でもお前は手一杯だったわけだ。

 もう一本増えれば、結果は見えてるだろ?」


 双剣であることを暴いたこと自体は、大したことではない。実際、フォムの言う通り、二刀流での攻撃を受ければ、たちまち俺のガードは崩壊する。


 だが、当然のことながら、策は用意してある。だからこそ、2本目の剣を抜かせたのだ。


「片手じゃ受け切れないなら、両手を使えばいい話だろうが」


 俺の右手にもう一本の剣を出現させる。左手に握るものと同じく、空気を固形化させて創り出した、黒色の剣だ。

 持つと同時に、両手から力を注ぎ込む"イメージ"をする。イマジナにより、単純なエネルギーの塊を注入された俺の双剣は、もともとの強度を数倍上回る、フォムの剣にも匹敵するような硬度、鋭度となる。


 目には目を、歯には歯を、双剣には双剣を。そのスタイルで受ける構えだ。


「……お前、右手もちゃんと使えんのかよ?」


「馬鹿にすんなよ、てか、俺は右利きだよ」


 普段は左手で剣を持つので勘違いされやすいが、人類の約9割の中にしっかりと分類された右利きの人間だ。

 まあ、


「得意かどうかは置いといて、だがな」


 実際、右手での剣技はお世辞にも強いとは言い難い。いや、普通に見れば超級なのだが、俺たちのレベルにおいて、"超級"程度、何の意味もなさないのだ。

 俺は、右手で一突きする間に、左手で5回は突きを放てる。その左手の速度で互角だったのだから、両手対決において敗北を喫するのは必至。そう思うのは当然だ。


 互いに口をつぐみ、剣を構える。数巡の間ののち、合図もなく同時に動き出す。


 フォムは、左にステップのように跳びすさり、直後、その空間を俺の双剣が切り裂く。これが、この戦闘における初めての俺の攻撃行動だ。

 突進&切りつけは当然の如く避けられたが、ここからは、反撃の時間だ。


 握ったばかりの右手の剣を翻し、追撃を試みる。当然のことながら、撃墜される。

 同時に、この戦闘において初めて、血が流れた。俺の左手がフォムの頬を掠め,わずかながら切り傷を生んだのだ。


 それに一切の注意を向けることなく、フォムの左手から光が放たれる。光、そう錯覚するほどの速度で眼前まで迫った剣に対し、俺の取るべき選択肢は二つ。

 防ぐか、避けるかーー


 俺は、剣に対し自ら突っ込んでいった。フォムの表情に驚きが過るが、その変化は攻撃に何の影響も及ぼさない。フォムの剣が、俺の喉元を切り裂ーーくことなく、あろうことか、キィィンという甲高い金属音とともに弾かれる。

 だが、俺の喉には金属製のものどころか、剣を遮るものは何も無い。


 いや、この場合は、"無い"が在ると言った方がいいのだろうか。すなわち、"無"を出現させることで、致命傷を防御したのだ。


 以前、無を利用した防御術について、『無によって威力を霧散させる』ことで防ぐと言ったと思うが、今用いているのは、その程度の技術では無い。

 そもそもこれは、俺がある程度有利に立っていることが前提となる方法で、この一進一退の戦闘において、思考を乱す原因になりかねない。


 では、どのようにして防いだのか。それは、無から全ての特性を奪うことで、実現可能となる。

 無は、吸収属性と反射属性の二つしか持っていない。その両方を無くせば、この世の全てとの関係性を失い、この世に存在しつつ鑑賞不可能な存在へと成り果てる。

 つまり、無を斬ろうとしたところで、干渉できずに弾かれまうのだ。


 これはもちろんのことながら奥の手の一つであり、フォムに情報を開示したに等しいーー筈だが、これを認知するには、『無を識別できるなら』という前提があり、それが可能なのは無の種族以外に存在しない。

 フォムが無の種族であるなら話は別だが、この驚愕が滲み出た顔を見る限り、そうでは無いのだろう。


 反撃を予想外の形で弾かれたフォムは、それでも迅速に対応する。俺が最高速で放った回し蹴りに対し、剣で迎撃ーーしようとしたが、ピクリと剣先を動かしただけで踏みとどまり、脚を回避する。


 正しい判断だ。もし俺の脚を斬ろうとしたならば、またも無に弾かれ、ガラ空きの胴体にそのまま蹴りが、上手くいけば立て続けに剣の連撃が決まっていたかもしれない。

 仮にそうなっていれば、多少の傷は与えられていただろう。


 俺の蹴りは空振るが、気にせず攻撃を続ける。足元を切り払い、首元を狙って突き、ただひたすら攻撃を続ける。驚くことに、フォムはその全てを回避してみせる。

 俺の攻撃のその全てに"無"を伴わせており、剣で受けようとしたならばまた弾かれる。俺の身体も同じく防御しているため、俺は傷つくことはなく、フォムは避ける以外に選択肢が無い。


 現在は膠着状態だが、フォムも永遠に回避し続けられるわけではないだろう、いずれ俺の攻撃が当たり、俺が勝利する。


 たった一つの懸念を除いて。


「……正直、予想外だぜ。俺と、ここまで闘り合えるとはな」


 自ら無に弾かれ、それを利用して大きく距離を取ったフォムが、そう声を掛けてくる。やけに嬉しさを声に滲ませて。


「俺はもともと、ネーはあんまし使わねぇんだ。それでも勝てるからな。

 だが、お前は強ぇ。剣の技術も、戦略も、並外れてるぜ」


 俺の戦略、すなわち、フォムに本気を出させつつ、俺も対抗して双剣を使うことで、"無“の効果を、双剣によるものだと思わせ、無駄な思考を促すというものだ。

 戦略自体を見抜かれたところで、無を感知できなければどうしようもないので、フォム自身、俺の策略に気づいた上で、それに嵌っていることを理解しているのだろう。


 また、そもそも俺の作戦は、フォムに二本目の剣を抜かせる前から,つまりは初めから始まっていた。


 一切の攻撃を行わないことで、俺の攻撃スタイルを隠し通し、フォムの攻撃を首の皮一枚で防ぎ続けることで、それが俺の防御能力、防御速度、腕の速度だと誤認させたのだ。

 実際、あの連撃も余裕を持って防御可能だった。むしろ、間一髪、という風に見せかけるのに苦労し、そこに余分な集中力を持っていかれた。


 そういった影の情報戦は俺が制しており、フォムの能力を見切ることは叶わなかったが、偽の情報を流すことには十分すぎるほど成功した。

 つまり、無謀な戦いのはずが、俺が圧倒的優位に立っているのだ。

 このまま行けば、勝てーー


「だから、俺もそろそろ本気で行くぜ!」

 

 フォムが、即座に展開する。ネーの能力を。


 その瞬間から、俺は動くことができなくなった。いや、正確に言うと、手や足は動かせる。体の向きも変えられるし、各関節もしっかりと動く。だが、その場から身を乗り出したり、足を踏み出すことが出来なくなった。


 そして、防御用に生み出し、俺の周りを囲っていた"無"さえも綺麗に消え去ってしまっている。

 信じられないことに、無に直接干渉することなく、それどころか"無"が存在すると感知すらできないのに、消去してみせた。


「いったい、なにが起こって…」


 思わず、小さく叫んでいた。


「まあ、教えといてやるよ。俺の得意な能力は、『距離変動』だ。要するに、物体間の距離を思うように操作、固定できるんだ」


 その説明で、納得した。

 ネーによる能力とは、他の何よりも最優先に発動するのだ。そのため、俺とフォムの間合いが固定されて、間にあった無が、固定された距離に上書きされてしまったのだ。


 さらに、この能力はフォムと最高に相性が良い。近接戦闘が最強であるフォムにとって、間合いを弄れば勝てるのは当然だ。

 さらに、この能力は非常に単純シンプルなものであり、展開系の能力には、効果が単純であるほど優先的に発動するという性質がある。よって、基本的にこれを打ち破るのは困難極まりない。


 とりあえず、俺もネーを解放する。距離変動は解除できそうにないが、俺には最強の無効耐性がある。これで今まで通り攻撃は通じず、耐久を続けられるはずだ。


 お互い、何ラウンド目かもう分からないが、剣を構える。


 途端、体が前方に引っ張られる。地面との摩擦も、空気抵抗も一切を無視し、一瞬でフォムの前方1メートルほどの位置に移動させられる。その勢いを利用して攻撃ーーしたいのだが、距離操作を受けている間は、重心の移動や体重を剣に乗せるのが難しい。

 結果、フォムが無造作に振り下ろした剣を受け止めるにとどまる。


 反撃に転じようとした瞬間、体が左へとスライドする。剣を振り上げていた右側を狙われ、対処できない。ここで、物理攻撃完全無効の出番がーー


 血が噴き出た。この戦闘において2回目の流血は、1回目のようなお粗末なものではなく、深く脇の下を抉り、剣が肉を貫通したものとなった。


 熱い、そして痛い。だが、気力で感覚を脳から切り離し、頭を回す。


 何故、無効耐性が機能しなかったのか。しかも、俺のは「完全無効』であり、上位版なのだ。そう簡単には破られることはない。


 いったい、どんな手を使っているのか…。

 考える時間などなく、次なる刃が吹き荒れる。


 怪我を負った右側を攻めてくるのに対し、左手のギアを上げて、実質腕一本で防御を行う。

 傍から見るとかなり紙一重に見えるだろうが、実際はまだ余裕はある。それほどまでに、俺はスピードタイプなのだ。


 だが、状況が悪すぎる。思うように距離を詰められないため反撃は不可能だと切り捨てていいだろう。

 すると、俺は転機が訪れるまで耐え続けねばならない。フォムと俺の我慢比べというわけだが、圧倒的に不利すぎる。


 また一つ、切り傷を負った。右膝の少し下を刃が掠めた。深手でもなんでもないが、一瞬気を遣った隙への攻撃に対処が遅れ、同時にもう一箇所、右肩に数センチ、剣先が食い込んだ。


 そういったダメージが次第に増えてきている。このまま蓄積すれば、敗北は必至、死は免れない。


 仕方ない、俺の戦力をできるだけ隠し通すのは継続しつつ、奥の手を使うしかないだろう。


 "距離変動"により、無を生み出すのは無理だ。だが、吸収、反射のみなら、魔法で代用も可能だ。

 当然のことながら、それらを用いたところでフォムには突破されるだろう。


 だが、吸収属性と反射属性を互いにぶつければ、それは新たな作用を生むのだ。


「統合……発散ッ!」


 自分自身の魔力の中で、吸収と反射という相反する指向性を同時に発生させ、それを現実化させる。それが、越魔法"発散"。

 その効果は、溜め込んだ威力を数十倍に膨れ上がらせ、対象に直接押し流すというものだ。

 俺は、万が一に備えてこの戦闘が始まってからずっと、フォムの攻撃、俺の攻撃の威力の極一部を、気づかれない程度に吸収、保持し続けていた。


 微々たる程度とはいえ、俺たちの身体能力値、力の込め方を考えると、とんでもないエネルギー総量になるのは間違いない。

 それを増幅し、防御無視で肉体に押し付けるのだ。当然、回避も不可能。『発動』や『適用』の段階すら踏むことなく、俺の意思一つで使用可能な、魔法の域を越えかけている越魔法。

 今の俺に切れる、間違いなく最強の手札だ。


 つまり、これをどうにかされたらもう打つ手は皆無に等しい。


 つまりーー


 ーー切り札を切った上で、フォムはほぼ無傷で、俺は全身から血が噴き出し、体が動かず身を地面に投げ出している。この状況で、打つ手は、"皆無に等しい"から"皆無"へと無情にも変貌した。


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