家族
ジャンヴァルディ侯爵領
侯爵邸にて
「ドルイ……」
「なんだ、アーシャ」
「落ち着きなさい」
「しかし」
「いつも話しているではないですか」
「それとこれは話が違うのだ」
「もう……」
「旦那様、アルシー様達がご到着です」
「すぐ行く」
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王都ヴィレストリアからジャンヴァルディ侯都ルクトリンゲンまではおよそ馬車で3日の位置にある
ジャンヴァルディ侯領は王領に隣接している、そしてシルベリータの家、フォンダー侯領は元々ジャンヴァルディ侯領と合わせて公爵領であった
そのかつての公爵領の公都がルクトリンゲン、そして、その隣の公爵領で2番目に大きかった街がフォンダー侯都マーレである
公爵領が分割されたのはドルイが侯爵に任命された時である
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「父上! ただ今帰りました」
「おお! アルシー! 元気そうでなによりだ」
「父上、いつも水晶で話してるじゃないですか……」
「それとこれは話が違うのだ」
「アルシーお帰り」
「母上!」
「シルちゃんはマリナのところね?」
「うん、途中でお別れしたのよ、そのうちこっちに来るって」
「わかったわ」
「よし、家族がそろったところで、飯にしよう!」
「父上……」
「ドルイ……」
「いいではないか!」
食事後
「たぶん私とシルは目立つと思うの」
「そうだな、アーシャの話からもそれは予想できた。」
「大丈夫よアルシー最悪私とドルイが何とかするわ」
「ああ、国に弓を引いてでもな」
「父上、母上」
「何、我らとフォンダー侯領と恐らくオルナンダル大公、まあ後は個人的には女王がこっちに付くだろう」
「それに私もいるわ、大きな事にはならないわ」
「それならいいんだけど」
「あれでしょ、自分は良くてもシルちゃんでしょ?」
「う、ううううう」
「ふふ、それぐらいは分かるわよ」
「母上ー」
「尚の事頑張らないとな」
「父上」
「さて、我々は根回しでもしておくかな」
「ええ、そうね」
(私は本当に恵まれているな)




