お茶会 パート1
放課後
「アルシーこの後はどうするの?」
「オクタヴィアを部屋に呼んでお茶ね」
「あ、そうだった!」
「アルシー? そのオクタヴィアって誰?」
「私と渡りをつけたい北方軍閥の伯爵家の娘よ」
「「え?」」
「?」
「まあ、貴方たちはいつも通りにしてていいわよ」
「でも、アルシー、相手は私たちが平民だって事」
「知っていないとおかしいわね」
「やっぱり……」
「それと同じように私も調べれることは調べているわよ」
「?」
「とりあえず、気にする必要はないって事よ」
「アルシー様、では呼んでまいりますね」
「うん、頼むねルーミア」
「お任せください!」
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オクタヴィアの部屋
「…………」そわそわ
「オクタヴィア、落ち着いて」
「落ち着いていられるわけがないわ!」
「気持ちはわかりますけど」
コンコン
「はい」
「オクタヴィア・ラン・ジョゼ様のお部屋で間違いないでしょうか?」
「はい」
「我が主人アルシー・ラ・ジャンヴァルディ様からです、用意ができましたのでお越しください。」
「は、はい」
「では用意出来次第言づけてください、私は此処で待っておりますので」
「ナミ、何方でしたの?」
「アルシー様の使いです」
「!」
「用意は大丈夫ですか?」
「え、ええ」
「では行きましょう」
「お待たせいたしましたわね」
「いえいえ、これしきは問題ありません」
「では、案内よろしくね」
「承知しました」
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アルシーの部屋
コンコン
「来たわね、ミーナ、ちょっとお願い」
「ふぇ? どうしてよ?」
「貴族のルールなの……」
「……わかったわ」
ガチャ
「どうぞ」
「失礼します、アルシー様、お客様をお連れ致しました」
「ありがとう、ルーミア、下がっていいわ」
「はい」
「アルシー様、ご招き感謝致します、オクタヴィアです」
「ようこそ、後ろの方は?」
「私はオクタヴィア様に使えるナミと申します」
「そう、なら始めましょう」
「アルシー、もういい?」
「いいわ」
「「?」」
「ごめんなさいね、私たちこの貴族の形式でやるの好きじゃないのよ」
「い、いえ」
「もう! アルシー、オクタヴィアが怖がってるよ!」
「うっ、シル、これはね」
「言いわけしないの、オクタヴィアごめんね、私はフォンダー侯爵の長女シルベリータ、シルって呼んでね」
「そ、そんな恐れ多いことはできませんわ……」
「もう、爵位なんて私は知らないからいいの! ね、アルシー?」
「そうよ、オクタヴィア、楽にして頂戴、この部屋では平民も貴族もないんだから」
「平民?」
「私たちです……」
ミーナと、ルーネがそこにいた
「……ほんとうだったのね」
「ええ」
「?」
「アルシー様、本当にいいのですか?」
「もちろん、それに様付しなくても大丈夫よ」
「これが軍務系と文官との違いなのかしら……、もう一度名乗るわ、ジョゼ伯爵家長女オクタヴィアよ、ヴィアって呼んでくれるとうれしいわ」
「ヴィアね、わかったわ、貴方は平民にそう呼ばれても大丈夫かしら?」
「そうね……この部屋の中だけならいいわ」
「だそうよ、ミーナ、ルーネ」
((どんどんと貴族の知り合いが増えてく……))
「ナミもよ」
「え? 私も?」
「そうよ、話によると貴方は主人がいいというのに様付をしているようだし」
「「!!!!!」」
「あら、そんなに驚くことかしら?」
「い、いえ」(この方、そこが知れない)
「アルシー様、いじめるのはそれぐらいにして下さい、お茶が入りました」
「……」
「ささ、皆さんも座った座った」
「あの……」
「私はルーミアと申します、そこで固まってる方の奴隷ですよー」
「「え?」」
「はは、気にしないでくださいね、この方は恐ろしいようで優しいお方ですから」
「ルーミアがやっぱり最近酷い……」
「アルシー様も早く、今日のは今までで一番いい感じにお茶が出たんですよ」
「わかった、わかったから」
「アルシー、今日は私とルーネは別のところのほうがいい?」
「ん? いや、ここでいいわよ、ちゃんと椅子も用意してあるでしょ」
「あ、本当。 えっと、アルシーの隣がシルとヴィア、で後は適当……って」
「「……………」」
「そこで呆けてないで早く食べよ!」
「ふふ、シルは変わらないわね」
「アルシー?」
「なんでもないわ」
こうして、若干戸惑いを隠せなかった二人を含めたお茶会が始まるのだった




