カルチャーショック
「……母上……」
俺はそうそうそう口にしていた
まあ、あのタイミングで足元に召喚陣が浮かんだらまあ大体の事は把握できる
「どうして呼ばれたかは分かっているわよね?」
「はい……」
「その様子だと反省はしているようね」
「はい……」
「いいでしょう、今回はシルちゃんの『アルシーも悪気があったわけじゃないの!』っていう言葉に免じで見逃します」
「母上!」
「あの魔道を教えた私の責任でもあるのよ」
「……」
「ふふ、そういう顔するって事が今回の罰よ」
「えっ……」
「はいはい、シルちゃんが待ってるわ、行きなさい」
「はい!」
「姉さま、全校放送は終わりましたよ」
「ありがとう、まあこれで大丈夫でしょう」
「(ぼそっ)姉さま、今度ご飯でも」
「さて、そろそろ行かないといけないわ! 杖のサンプル集めないといけないわ!」
「あの……」
「じゃあ、マーシャまた来るわ!」
「あ、はい……」
アーシャが出て行ったあと
「また、ごはんに誘えなかった……」
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食堂にて
「さっき、アルシーが急にいなくなったのは何だったんだ?」
「ああ、母上からの呼び出しだよ」
「先生怒ってなかった?」
「シルのおかげで助かったよ」
「へへ」
「それにしても、ミーナもルーネも様になってるわね」
「ありがとう」
「努力のたまものだよ!」
「確かに一日でここまで完成させるとはすごいな、先生の顔が見たいぜ」
「あら、ルイス、貴方は会った事あるわよ」
「なに?」
「私の奴隷のルーミアよ」
「あのエルフそんなこともできるのか」
「「エルフ!?」」
「あら、言ってなかったかしら」
「そもそも、エルフを奴隷にする財力なんて貴族ぐらいしかないからな、まずお目にかかることは少ない」
「そうなの、知らなかったわ」
「まあ、5歳の贈り物にケチる貴族なんていねーよな」
「「5歳の贈り物?」」
「「……」」
「えっとね、貴族には5歳になると自分の奴隷をもらうって風習があるの!」
「え?!」
「ふぇ?!」
(……アルシー、シルのあれはどうにかならんのか?)
(どうにもならないし、あれはシルのいいところじゃない!)
(まあそうなんだが……物事にはっちょっと回りくどく言った方がいいことだってあるぞ)
(そんなの私だって分かってるわよ)
(……俺たちがフォローするしかないのか)
(そうよ)
「やっぱり私たちと貴族って全然違うんだね……」
「5歳で奴隷って……貴方達よく……いえ、なんでもないわ」
「あら、ミーナ、言いたいことは言いなさいな」
「……よく、普通に育ったわね」
「「「まあね」」」
「なんで三人とも同じ反応なの!」




