表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/66

やっぱり貴族は違います……

アーシャと別れた後、アルシー達はアルシーの部屋に戻った


「ミーナ、これ」


「ルーネ、これだよ!」


と、二人は自分たちが使っていた杖をルームメイトに渡した


「アルシー、本当にいいの? これ……」


「気にする必要はないわ」


「シル、えっと」


「どうしたの?」


「やっぱり貰えないよ……」


「素直に貰っておきなさい、ルーネ」


「でも……」


「どのみち母上から他の生徒には渡されるのよ」


「でも、二人がずっと使っていたものなんじゃ……」


「母上曰く自分の杖は一本にしておきなさいって」


「先生はもし杖を買い替えるなら今まで使っていたものは売りなさいって言ってたの」


「だから、ミーナもルーネも遠慮しない」


「そうだよ!」


「「わかったよ(わ)」」


その後他愛もない話をした後シルベリータとルーネは自分たちの部屋に戻って行った


「アルシーは今からどうするの?」


「ん? 俺か? 今からこの課題やるけど」


「どんな課題?」


「見てみるか?」


「うん」


アルシーはミーナに課題の紙を渡した


「……えっと……何これ?」


「ちょっと見せて……ああ、空間魔法における空間転移時の衝撃についてか」


「?????」


「そりゃそうだよな……、まあ、そのうち教えてもらうと思うけど、空間魔法って知ってる?」


「うん、空属性の魔法だよね?」


「そうだよ、その魔法の一つの空間転移っていう魔法の人体に対する衝撃について調べよっていうもの」


「え? それって転移魔法の事?」


「そうとも言うね」


「一回使ったことあるのだけど……それって」


「はは、そんなに心配しなくてもいいって! 町と町を結ぶ転移陣はその衝撃や弊害を取り除いて発動するようになってるからな」


「そうなんだ」


「これで調べるのは……まあ見てて」


「うん」


「”空間転移”」(さっ)


「え? アルシー?! どこ行ったの!」


「ぐへっ」


変な声が寝室から聞こえてきたのでミーナは急いで寝室に入った


「アルシー! 大丈夫!」


「いてて、転移先のイメージが漠然としすぎたな……ああ、大丈夫だよ」


「よかった、急にいなくなったからびっくりしたよ!」


「悪い、悪い」


「今のが?」


「そう、”空間転移”」


「本当に大丈夫なの?」


「この距離ならね、まあ転移した先が部屋の天井だったってのはびっくりしたけどね」


「え?」


「ああ、気にしないでくれ、この距離であの衝撃だと……確かに危険か」


「アルシー?」


「ああ、ごめん、これで課題ができそうだよ」


「それはよかったね」


「じゃあお茶でもしようか」


「うん(さっきのもお茶じゃなかったのかな)」


「ルーミア!」


「はーい、なんですか?」


「いつものお願い」


「はいはい」


ミーナは貴族のお茶というのを知らなかっただけだった


ちょっとして


「えっと……アルシーこれは?」


「お茶だけど?」


「どうしてこんなにお菓子が……」


「お茶にお菓子は当然だ」


「作法とかは……」


(あ、それ地雷だよ)


「そうでしたね、今度お教えしないと!」


「…………」


「ふふ、そうなると思った」


「ミーナ様、キツイ方か、早く終わる方かどちらがいいですか?」


「えっと……ふぇ?」

(ちょっと待って! これって!!)


「あ、ばれました?」(てへ)


「ルーミア、可愛いけど言ってることが凄く黒いって」


「どっちでも同じですよね?」


「はい!」


(そんな……)


「今度こそ程々にね」


「善処します!」


「それにしても……今日のお茶は何?」


「えっと、ルイス様から送られてきたものですけど……確か『プリンスオブアルマーニャ』だったかと」


「うはっ、ルイスの奴なんて物を……」


「アルシー?」


(これって精神衛生上ミーナに言うべきかな?)


(いや、アルシー様、私とこんな感じで話している時点ですでに怪しいですよ!)


(でもな、このお茶箱で金貨5枚だぞ)


(そうなんですか!)


(お前も知らんかったんかい! でどうしよう?)


(うーん……)


「アルシー? どうしたの?」


「いや、なんでもないよ」


「そうですよ! ミーナ様、このお茶が凄く高いという、あ」


「……え?」


「ルーミア……」


「すみません!」(てへ)


「え? どれくらい?」


「箱あたり金貨5枚です」


(ルーミアーーーー)


「ふぇ……ぇえええええええええ!」


「ルーミアが正直すぎる……」


この時絶叫したミーナであったが、この2週間後のお茶の席ではすでに気にならなくなるという適応力を見せるのはまた別の話である

感想お待ちしております

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ