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入学式です!

次の日からはそのほかの適正のあった属性の訓練も並行して始められた


一番時間を使って訓練しているのは最初に選んだ属性ではあるが


適正の無かった魔法属性を習得するには適正のあった魔法属性の特級魔法を習得する必要がある


まあそのほかにもいろいろと問題点はあるらしいが


「母上! 魔術は教えてくれないのでしょうか?」


「魔術はね、中級魔法が使えるようになってからの方がいろいろと利点があるのよ、だからもう少し待ってね」


「はい!」


(そうだったのか、魔術書は母上も管理が厳重だから予習という抜け駆けはできないんだよね、ここはおとなしく待っておくか)


アルシー自身、魔法の訓練に没頭していたこともあり、魔術の会得は少し先送りされたのだった


こうしてアルシー達は魔法の訓練に勤しみ


何事もなく5期の月日が流れようとしていた



=====================================


4期10ヶ月後


「まさか入学までで此処まで来ちゃったなんて、ふふ」


「母上?」


「いえ、貴方達が適正属性すべての中級魔法と適正属性の中級魔術を習得を会得しちゃったから、貴方達の担任は大変ねって思っちゃったのよ」


今日は魔法大学校の入学式


適正や実力は入学してからの基礎能力測定で測られることになっている


「母上、それはさておき、何故私たちの周りは公爵家ばかりなのでしょうか?」


「あら、言って無かったかしら? 私たちは王族なのよ」


「え?」


「アーシャ、今する話じゃないぞ」


「すみません」


「アルシー、後で話してやるから待ってろ」


「はい」


(それにしても、入学式とかの式というものはどうしてこうも長いのだ!)



『……………以上であるから、諸君たちにはこの国の未来をゆだねることができる人間育ってほしい。これを儂からの挨拶とする』



『新入生起立!  礼!』


(終わった!)


『続きまして、国王陛下の挨拶です。よろしくお願いいたします』


(まだっだったのかorz)



『全員起立! 礼!』



『紹介にあがりました、この国の王のエリザベーラ2世です。校長の挨拶が聊か長かったと思いますので手短にしたいと思います。みなさん、切磋琢磨して楽しい学生生活を送ってください。これで私からの挨拶とさせていただきます』



『全員! 礼! 着席してください、これで式は終わります、基礎能力測定の日には遅れないように登校してくださいでは、解散です』





=====================================



「ふう、やはり、あの爺さんの挨拶は長かったな」


「あら、ドルイ、貴方いつも寝ていなかったかしら?」


「まあ、そうだったが……アルシーの前で敢えて話す事か?」


「あら、そうね、ふふ」


「父上と、母上は学生時代からの縁なのですか?」


「そうね……もっと長いのよね」


「そうだったな、確か……あれ?」


「いつから……かしら?」


「気が付いたら居たような気がするのだが」


「私もよ」


「父上、母上、それは物心つく前から一緒に居たということではないですか?」


「「多分そうだな(そうね)」」



この二人、俗にいう幼馴染である


出身はドルイもアーシャも公爵で、ドルイは二男だったが軍才を認められ所領を授かり現在は候爵である


ちなみにドルイの王位継承権は第15位、アーシャは第18位であり、二人の子のアルシーは第30位である


またシルベリータの誕生会に来ていた大公の嫡男は第5位の継承順位である


ちなみにもっとも力のある公爵に大公位が与えられている


もっとも、アルシー一家は王位に全く興味がないので本人たちは自身の順位を忘れているのだが


(ルイスも新入生の席にいたということは……あの時、五才か……とんでもない奴だな)



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