↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2部開始】30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
【2部】女神の神殿編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
195/202

173話 神宮寺班


ーー6月末 沖縄にて


 「はーい皆さーん、注目でーす!」


 沖縄のとある観光バス会社に務めるバスガイド、遠藤まなみはそう言ってツアーに参加するお客さんの視線を集める。


 「あちらに見えますのが、約10ヶ月前に突如出現した特殊ダンジョン"女神の神殿"になりまーす」


 そう言って遠藤は、女神の神殿の方を指差した。


 「見て見て神宮寺、女神の神殿だよ!」


 窓から身体を半分出した城戸麗奈は、女神の神殿を見てそう叫ぶ。


 「え、神宮寺?」

 「嘘でしょ攻略者の!」


 麗奈の発言により、人気攻略者の存在を知った他のお客たちは騒ぎ出し、車内は慌ただしくなった。


 「おいコラ、なに名前呼んでんだよ」


 神宮寺はそう小声で麗奈を注意する。

 

 「え、だって見てほしいんだもん」


 麗奈は神宮寺へそう反論する。


 「なっ、そ、それは見るけどよぉ、でもお前名前は呼ぶなよ」

 「別にいいだろ神宮寺、そんなに気にするなよ」

 

 神宮寺と麗奈のやり取りを後ろで聞いていた若織詩音は笑いながらそう話す。


 「いや気にすんだろ」

 『スチャッ』


 ポケットから高級サングラスを出した神宮寺は、そのまま素早くサングラスを装着した。

 神宮寺班は、神宮寺倫也、城戸麗奈、若織詩音、そしてあと1人を加えた4人班である。

 彼らの任務もまた、柴崎班同様に女神の神殿の攻略であり、沖縄には昨晩到着した。


 「それで神宮寺よ、柴崎達との合流はいつなんだ?」


 若織はそう神宮寺に訊ねる。


 「今日の夜だ」

 「そうか、それなら今日1日は観光できそうだな」


 若織はそう言うと、どかっと椅子に深く座った。


 「おいおいお前なぁ」

 「やったー!観光大好きー」


 若織の1日観光発言にいち早く反応した麗奈は両手を挙げて喜んだ。


 「……ったく仕方ねぇ奴らだぜ」

 『スチャッ』


 満更でもない顔を浮かべ神宮寺は、サングラスに指をかける。


 「はーいそれでは次は〜、首里城行きますよー」


 遠藤の一言を残してバスは女神の神殿の前を過ぎていく。

 そしてそんな過ぎ去るバスの横を1人の男が歩いていた。


 「あちぃ、いやぁ遠かったなぁ沖縄、さぁて柴崎さんと神宮寺はどこだぁ?」


 攻略者ランキング1位蘭方御厨。

 本土から自力で沖縄へやってきた男は、女神の神殿とは反対方向へと歩いていくのだった。


 



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。