↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2部開始】30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
【2部】女神の神殿編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
194/202

172.5話 ミーティング


ーー5月、組合本部にて


 班編成義務化により、週に1度班ごとにミーティングをしなければならないルールができ、今日はそのミーティングの日。

 俺はこの日のために、前もって組合本部にある小会議室を1部屋予約しており、今はそこで班員の到着を待っている。


 「お、そろそろ13時か」


 集合は13時なのでそろそろ来るはず。

 さぁて誰が1番かな、まぁ多分あの子だろうけど。


 『ガチャ』

 「おはようございます!」


 1番乗りは予想通り鈴木くんだった。

 まぁそうだよな鈴木くんだよなぁ。


 「おはよう、ちゃんと5分前、さすがだね」

 「いえいえ、これくらい当たり前ですよ」


 鈴木くんはそう言って席に座った。


 『ガチャ』

 「おはよ〜」


 2番目にやってきたのは國枝さん。


 「おはようございます!!」

 「うん、鈴木くんおはよう、柴崎さんもおはようございます」

 「おはようございます、國枝さん」


 今日の國枝さんの服装はブルーのシャツにジーパンといかにも春らしいコーデだった。

 うん、良い感じだ。

 いや待て、何が良い感じなんだ國枝さんが何を着ても別にいいだろ……。

 飲み会のあった日から、國枝さんの事がなんかやけに目に付くきがするんだよなぁ。


 『ガチャ』

 「お、遅れました!!」


 そうして最後に入ってきたのは礼さんだった。

 まだ13時ちょうどだから、そんな慌てなくてもいいのに……。


 「雛菊!また遅刻未遂だぞ!」

 「も、申し訳ないです」


 そう言って礼さんは鈴木くんに謝った。

 なんだろうこの光景、我が班ではよく見る気がするな。

 てか遅刻未遂は遅刻ではない気がするんだが。


 「はぁ、鈴木くんもういいからミーティング始めるよ」

 「は、はい!」


 俺は鈴木くんに軽く釘を刺して、ミーティングを始めた。


 「じゃあ今日の議題についてだけど、この班が始動してもう1ヶ月、そろそろ良いんじゃないかなと思って」

 「良いって何がですか?」

 「女神の神殿だよ」


 俺がその名前を出すと、小会議室に緊張が走った。

 女神の神殿は特殊ダンジョンの一つであり、今から半年ほど前に沖縄に出現し、当初は5日間で消えると思われていたが、何故か崩壊せず、今も残り続けている。

 しかしそこには、敵意を持った龍人族が複数体おり、攻略は難航を極め未だ未踏破となっている。

 一応、毎日のように組合から班を送り込んでいるらしいが、依然として良い知らせはない。

 

 「め、女神の神殿……」


 礼さんはそう言うと、どこか不安げな顔をした。

 まぁ気持ちはわかる、女神の神殿は新米攻略者には荷が重いとは思う、でもそういう経験が人を成長させるのも確か、ここは鈴木くんと礼さんの成長のためにも行ってみよう。

 それになんせこの班には、俺と國枝さんの2人のS2以上の攻略者がいるし、安全面は他の班より高いと思うしね。


 「良いですね、行きましょうか」


 礼さんとは違い鈴木くんはそう言うと、真っ直ぐな目で俺を見てきた。

 さ、さすがはサラブレッド、やる気が違うな。

 鈴木孝人、22歳。

 公にはされていないが、彼の父は我が組合のボスにして、最大のお荷物。

 祭十蔵である。


 「色々不安な事も多いだろうけど、しっかりと準備をして臨めば攻略できるはずだから、礼さんも頑張ろう」

 「は、はい……」

 「それじゃあ、女神の神殿攻略会議を始めようか」

 





 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。