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【2部開始】30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
【第1部】魔族侵攻編

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166話 対魔の聖剣

ーー伊地知サイド


 「おいでエクスカリバー」

 『ガシッ』


 鏡花は御影の願いを叶えるべく、対魔属性のあるエクスカリバーを手に取った。


 「ズビッ、一撃で決めますね」


 涙を堪え、鏡花は剣を構える。


ーー祭サイド


 『ズゴゴゴゴゴ』


 御影の命が残り僅かになった事により、中央区を囲んでいた、嶺王の城壁が崩れ始める。


 「ん?おいおい、こりゃあ」

 「なんだ攻略者、よそ見か?」


 魔王を封印し、ベルゼブブと戦う霊王に加勢していた祭は、崩れゆく城壁を見て何かを悟る。


 『どうした十蔵?』

 「こりゃあいかんかもな、おい魔族!」

 「なんだ攻略者」


 御影の身に何かがあった事を察した祭は、戦いを終わらせるべく、八魔星の天銃をベルゼブブへと向ける。


 「ま、またその銃か」


 天銃を見たベルゼブブに過去の記憶が蘇る。


 「どうする魔族よ、ここで何もせず退けばお前を助けてやるぞ」

 「……交渉か?」

 「んなわあるか、情けだよ」


 そう言って祭は天銃を引き金に指を置いた。


 「わわ、わかった、わかった、今回のところは退いやるからな!」


 ベルゼブブは怯えながらもそう言って、あっという間に飛んでいった。


 『祭よ……お前のその情けは、毎回厄介ごとを生んでいるんだぞ、あいつは倒すべきだろう』

 「そうかもな、まぁでも早く御影の元へ行かないとまずい気がしてな」


ーー真蔵&雛菊サイド



 「……なんだ?」


 白石区にて雛菊と共にいる花園真蔵は、直接見たわけではないが、中央区で何かが起きている事を感じ取った。


 「どしたんおっさん?」


 雛菊はそんな真蔵の様子を見て、そう訊ねる。


 「……いやなんか嫌な感じがしてよ」

 『スッ』


 そう呟くと真蔵は立ち上がり、中央区の方へと歩き出す。


 「ちょ、おっさんどこ行くしー!」

 「お嬢様!」


 そうしてその後に続いて、雛菊と長谷川も中央区へと向かうのだった。






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