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【2部開始】30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
【第1部】魔族侵攻編

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182/202

162話 聖戦


 「エンドスキル発動、リパルション」

 『パシィッ』


 ゴエティアは蘭方の放った白炎をスキルで吹き飛ばす。


 「ちっ、ダメか」

 「いや発想としては悪くなかったぞ」

 「あ、ありがとう」


 蘭方はそう言うと小さくお辞儀をした。


 「……お前、おそらく自覚はあまりないとは思うが、凄い事をしているぞ」

 「凄い事?」


 ゴエティアは蘭方を真っ直ぐに見つめそう話す。

 千年前、ゴエティア達3大魔神が、女神と争いを繰り広げたいた頃。

 ゴエティア、アスタロト、サタンと渡り合える者はそう多くなく、ましてや一対一で戦えるなど、嶺王以外には不可能だった。

 しかし今、蘭方はそんな強敵であるゴエティアと肉薄した戦いができている。

 この事実をゴエティアは素直に凄いと感じていた。


 「ああ、そもそも俺のリパルションは、受ければ終わりの必殺のスキル、お前はそれを何発も受け耐えている、その時点でおかしいのだよ」

 「"りぱるしょん"ってなんだ?」

 

 蘭方は真面目な馬鹿である。

 そのためゴエティアとの戦いの最中、ゴエティアのスキル名は耳に入ってはいるが、聞こえていない、それほどに蘭方は集中しているのだ。

 しかしその一言にゴエティアは凍りつく。


 「お、お前、一体何を考えて戦っているんだ、相手の技の分析とかしないタイプなのか」

 「いや技の分析って、そんなもん当たるか躱すかの2択だろ、なら考える事なくね?」


 蘭方は、"何をコイツは言っているんだ"という表情を浮かべそう答える。


 「は、はは、もういい蘭方よ、お前は話すな」

 「え、なんで?」


 ヌルッとしているが、2人の戦いは最終局面へと突入する。

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