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【1部完結】30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
【第1部】魔族侵攻編

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154.5話 仙道の悩み事

 「仙道さん!こっちこっち!」

 「あ、紗智さん」


 ある日、仙道遥が組合本部に来ていると、広報部の真島紗智に呼び止められた。

 

 「ごめんね仙道さん、急に呼び止めたりしちゃって……」

 「いえいえそれよりも、何か御用ですか?」

 「えっとね、急で申し訳ないのだけど今週の金曜日、撮影をお願いできないかなって」


 今週の金曜日は、仙道にとって久々のオフ。

 そんなオフ日に急な仕事の依頼、正直言って断りたいが、それで仕事が来なくなっても困るため、仙道はその仕事を受ける事にした。


 「いいですよ、金曜日ですね場所はどこですか?」

 「本当?ありがとー、すっごい助かるよー」


ーー本部、休憩室にて


 「あー、私の価値って一体どこにあるんだろ」


 仙道は休憩室で1人そう呟く。

 攻略者になってから早3年、ランキングも10位圏内に入り、仙道は順調に攻略者として道を歩めている。

 しかし、仙道の仕事はダンジョン攻略よりも雑誌撮影やCM撮影の方が多い。

 果たして本当にそれで胸を張って自身を攻略者と呼べるのか、仙道は頭の中にそんなモヤモヤを抱えていた。


 「あれ、仙道さん?」

 「あ、拓っくん!」


 そんな風に自分の現在について悩んでいると、元パーティーメンバーであり歳上の同期、柴崎拓真が現れた。


 「どうしたのこんな所で」

 「え、いやいやなんでもないよ」

 「……仙道さん、もしかして今、仕事の事で悩み事とかあるでしょ」

 「……わかるの?」

 「やっぱりか、いやただの勘だけどね、昔俺も同じような顔して1人で悩んでた事があったからさ」

 「そ、そうなんだ……」


 そこから仙道は柴崎に、自分の仕事が攻略メインではなく広報活動がメインになってしまっている気がする事など伝えた。


 「……なるほどね」

 「あーもう、こんなつもりで攻略者やってるんじゃないのになぁって、なっちゃってさ」

 「その気持ちはわかる、俺も今日このあと祭さんと一緒にスポンサーやってくれてる企業の人と会食だし……」


 柴崎は苦笑いを浮かべてそう答えた。


 「……なんか似てるね私達」

 「はは、そうだね、でもさ仙道さん仕事ってそんなもんだよ」

 「え、そうなの?」

 「うん、もしもまた悩む事があればまた話聞くよ」

 「あ、ありがと」

 「悩み事ってさ、1人で考えるよりも誰かに話した方が楽になるから!」


 柴崎はそう話すとニコッと笑った。

 その後、柴崎は祭と共に会食へ行き、そこで会食からのキャバクラ、そして朝5時にカラオケという死の時間を過ごす事になったのは、また別のお話。

 

 


 

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