151話 魔王の正体
『シュゥゥゥ』
"魔弾"ウラヌスを同時に2発受けた魔王の身体は左右2つに裂け、心臓が露わとなっていた。
「お、おいなんだよそりゃあ」
『シュゥゥゥ』
魔王の露わになった胸の奥には、赤い核、通称ダンンジョンの核と呼ばれるものが5つあった。
「……お前さては、正規ルートの復活じゃないな」
『シュオオオ』
祭りはそれを見て何かを察し魔王へそう告げた。
そして魔王の身体は急速に再生していく。
「あ、ああ、あああ、まぁな色々急だったので、牧田陽介の肉体強度とダンジョンの核の力で今の私は成り立っている」
「……わかった、もういい話すなお前、てめぇの口から陽介の名前を聞きたくねぇんだわ」
『チャキ』
祭は天銃を魔王へと向ける。
「5重」
『ドロン』
祭の分身体が魔王を取り囲むように5体現れる。
「囲まれたか」
「そのまま死ね、蹴散らせ、"魔弾"ウラヌス!!」
『ドゴォン』
そうして5つの方向からの砲撃により、魔王は爆散する。
『シュゥゥゥ』
「きめぇな」
爆風が晴れるとそこには魔王の肉片がそこら中に散らばっていた。
『シュオオオ』
肉片の一つから蒸気が噴き出し、ジワジワと再生を開始しした。
「やべぇなこりゃあ、アルティメットスキル発動、星刻印」
『バシン』
祭りは再生を開始した魔王の肉片を星刻で封じる。
『ぎゅむぎゅむ』
星刻印に押さえつけられながらも肉片波少しずつ拡大していた。
「うん、俺にはこれが限界だ、あとは柴崎にでもやらせよう」
祭りは辺りを見渡すと、ちょうどいいサイズの瓶を見つける。
「鬼ごろしか、悪くねぇな」
『カポ』
そうして祭りはその瓶の中に魔王の肉片を詰めた。
「うし、魔王討伐完了!」




