6-6[シーメルサイド]
私はお手製のリボルバー片手に、敵陣中央に向かって進む。
道中、数人ヘッドショットを決めてきたが、それでもまだウジャウジャ。
あーまとめて倒したい。
けど、フレイヤやインドラといった大型武器では、敵に反撃をもらう可能性が高すぎる。
それ以外にも武器はあるけど、大群向きの装備ではない。
なら地道に一人一人いじめながら殺るしかないわね。
「敵が来た、むかえ討て!」
「おっと!」
どの武器をメインに使うか考えている時、目の前にマシンガンを持った敵が一列、私に銃口を向けているのに気付いた。
うーん、これはちょっとリボルバーじゃ不利だ。
威力はあっても一人だけしか倒せないんじゃ、私は蜂の巣になっちゃうし。
となると、武器を変えるしかないわけだけど、優柔不断な私はまだ武器を決められない。
──よし、だったら丁度いいしアレを試そうかな。
私は銃をしまい、薄く細長い盾を出した。
「撃てッ!」
「──これはベクトルの盾」
武器を構えている間に、敵は一斉に発砲する。
それはそれは避けられないような圧倒的高密度な弾幕が。
コンクリートをもボロボロにするくらいの鉛の雨が。
私とひ弱そうな盾に襲いかかった。
誰もが殺ったと思う状況。
だがその高密度で高威力な攻撃は、盾の前で静止していた。
驚く敵陣に向かい、大声をあげていった。
「これはあらゆる遠距離攻撃を無効化する盾で、しかも嬉しいおまけ付きなの!それは今から見れば分かるわ!!」
そう言い終えた瞬間、全ての銃弾の向きが180度変わり、敵の方向をむいていく。
「そう、これは攻撃を跳ね返しちゃうのよ!今ならお買得の商品、このお値段──」
そして銃弾は放たれ、敵陣を粉々に砕いていった。
「貴殿方の、命ですよ」




