お嬢とテストと七日前
皆常識知らずです。
「で、何の用で?」俺はお嬢に尋ねる。別に大きな予定もないしお嬢がやって来る理由がない。特に興味はないから『見当もつかないよ。』みたいな顔をしておく。さて、どう出る?
「『何の用で?』じゃないよ!今日何日か分かってるの?」
出、出た!お嬢の十八番、質問返し。本人無自覚なんだよね、面白いからいってないけど。
「五月の...」
「十五日」
ナイスフォロー異端児!!···まあ捉えようによっては止めだけど。それはこの際置いといて、
「だからなに?」
異端児が心と空気と何かを読んで代弁してくれた。その通りだよ異端児くん。さっきからお嬢が何を言いたいのかが全く分からない。ああ、異端児と謎のシンパシーを感じる……嫌だな、それ。
「だ~か~ら~テストまであと一週間だって言ってるの。中間テスト五月の二十二日だよ。分かってる?」
「え、マジで?」
「え、知らなかったの?」
「うん、だってどうでもいいし」
実際どうでもいいじゃないか、学校生活の中の1ピースだぜ?何が楽しくて意識しなくちゃならないのか、俺には分からない。
「けどそれはお嬢が来た理由じゃない」
「そうでしたね。で、本題だけど瞭ちゃんとか異端児とかってどんな勉強の方法を使ってるのかなって。」
マジで?異端児にも聞くの?
···少年思考中···少年思考中···少年思考中···ピコーン!結果が出ました!気になる回答は?
ケース1:異端児の場合
「テスト勉強なんて必要なの?」
採点結果………
………論外。まあ分かってたけどね。
ケース2:しつじの場合
「読書し続けたら大丈夫!」
採点結果………
………論外。嘘でしょ?
今日この時、瞭(筆者)の常識が一つ覆されたのである。
暫し流れる沈黙···それを破ったのは···
「じゃあ勉強会しよう‼」
···やはりこいつだった。バカ代表のお嬢。勉強会は、まあいいんじゃないかと思う。学園もの読んでると、やっぱり憧れるよね?そうだよね?
どこかから『じゃあなぜ読書=テスト勉強なんだよ!』と言う突っ込みが聞こえてきたけど知らない。知らないったら無い。そういった状況で、
「何の話してんの?」
人が増えた。
また一人増えたよ、やったね!




