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第6話 ドーパミン
まだまだこんな調子でダラダラ続きます。
アドラスはシェードのスケボー、ブエナビスタに乗り、2人でシーヤンムスクへとぶっ飛んでいた。しかし、適当に選んだ街に着いたところでそこに探している村人はおろか、何かしらの情報なんてあるわけがない。かくなる上は今持っているUSBから情報を読み取ろう、とアドラスはニトロエンジンで進むスケボーによるすごい風圧の中で考えていた。
「……すか……なん……わら……」シェードが楽しそうに喋っているが、風圧でほとんど聞こえずアドラスには何のことかさっぱりであった。
そうこうしているうちに2人はシーヤンムスクに到着した。大きな門と壁に囲まれた街がアドラスの目の前を覆う。シックな緑色で覆われたその街からは、実ににぎやかな声で溢れていた。
アドラス自身、自分の村から遠出したことはあるとは言え、せいぜい同じ規模の小さな村を行き来するぐらいであったため、嘘で選ばれた村人にされたシェード以上にテンションが上がっていた。
どんな食べ物があるんだろう?♫武具や防具の品揃えはどうだ?♫無意識のうちにペコちゃんのように舌を出したアドラスの脳内はドーパミンでいっぱいだった。
シェード「んで、どこにいるんすか?残りの村人は?」
ドーパミンは雪のように消え去ったという。
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