第4話 パカラッパカラッ
「なん…だと⁉︎」チーム1頭髪の色がハデなイチゴローが待ってましたとばかりに叫んだ。
「マジかよ!誰と誰なんすか、アドラスさん。早く教えてくれよ。」自慢のトサカを揺らしながら、興奮気味にシェードが答えを急かす。
「…シェード、お前なんだよ1人目は。そして、2人いると言ったが、正確にはシェードの乗っているスケボー、それが2つ目の探し人なさんだ。」
流石にこの中に2人もいるということになれば、彼らが村に戻った時に必要以上に混乱を招くと思ったアドラスは、更に自分でもびっくりの嘘を重ねた。
「シェードどころか、シェードのスケボーが探していた7人のうちの1人だって?」コムルは理解に苦しみ、今自分が言ったことを頭の中で反芻した。チームのメンバーも同様に困惑していた。シェードを除いて。
「すげぇ、すげぇ!このブエナビスタも選ばれし村人だったのかよぉー、アドラスさん!」そう言って自分のスケボーを抱きしめた。牝だったのか、と思いつつも誰もツッコまなかった。
「そうだ。そのスケボーの前世は1日千里を駆け抜ける牝馬だったのだ。」いきなり聞かされたスケボーの名前に、アドラスはいい感じに設定を被せた。そして、ええいままよとばかりに続けた。
「だからコムル、すまないがしばらくの間、シェードを旅に連れて行かせてくれ。」
「そういうことなら是非とも連れて行ってやってくれ。こいつなら何かしらの役に立つだろうし、何より本人が既にその気だからな。」コムルは承諾した。
ユユユーエスビー♫ユユユーエスビー♫こうして、旅に全く関係のないシェードが仲間になった。
見つかった選ばれし村人0人、無関係な村人1人+スケボー




