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第2話 希望と絶望と愛しさと切なさと心強さと部屋とワイシャツと私
3つのUSBを手に入れたアドラスは、このアイテムから情報を読み取る為に、街を探した。村ではなく街を探し始めたのは、少なからずアドラスの中で村に対する劣等感があったからである。
しばらく歩くと遠くの方に街らしき風景が見えた。が、目の前が二手に分かれている。どちらも舗装されているわけでもなく、進む方向をアドラスが決めかねていると、いつのまにか目の前に紫色の髪をした初老の女性が立っていた。アドラスはビビった。
ヤルシ「ヒョエヒョエ、ワシの名はヤルシという。お主、人を探しておるようじゃの。わかるぞぇ、わかるぞぇ。喜ぶがよい、この先の大手町という街に、お主の探している人物がおるぞぇ。しかしここで道は二手に分かれておる。
右手を行けば、1つの希望と5つの絶望が待っておるぇ。左手に行けば、5つの希望と1つの絶望がまっておるぇ。さぁ、迷いし若者よ。選ぶがよいぞぇ!!!」
ヤルシの登場の仕方にビビったアドラスは、その瞬間来た道を走って戻った。ヤルシの言った言葉は、ひとつめのヒョエまでしかアドラスには聞こえなかった。




