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第24話 会社への通勤時間は短いに限る
数時間前に見た看板を何度も頭の中で浮かべは消し、消しては浮かべをアドラスは繰り返した。もう暫くすればマジレグンに着くのはいい報せだが、シヅゑまでの距離も同じとは一体どういうことだ?…いや、つまりは探している7人の村人の1人がシヅゑさんだということか!
シェードに嘘をつき続けることに辟易していたアドラス。やっと元々の目的の1人目を達成できる。シェードに紹介できる。シェードの喜ぶ顔が見える。それだけで日頃の疲れが嘘のように吹き飛ぶ。今夜はあの人の好きなハンバーグにしてあげちゃおっかな(はあと)
アドラスの頭の中はラッシュ時の西船橋駅のホームみたいにしっちゃかめっちゃか状態で不安定になっていた。
そうこうしているうちに、3人の進む先に木々で囲まれた深い青みのある建造物が見えてきた。恐らくあれがマジレグンなのだろう。アドラスは固唾を飲んだ。
そして、改めてアドラスは考えた。
どうやって止まるんだ、このスケボー(2回目)この時、時速は実に150km/sを超えていた。




