第21話 かわいいことに性別は関係ない
子ブタはまるでナントカえもんの何次元かのポケットみたいに、自分の着ぐるみから充電器を取り出した。どこに入っていたのかと小一時間問い詰めたくなるその充電器の大きさはちょうどサッカーボールぐらいだろうか。その容量なんと50万mAh、スマホなら約16回もフル充電できる。そう、iPhoneならね。
「これで充電すればいいブー。」そう言って子ブタはシェードに渡したその瞬間
ズドンッ
あまりの重さにシェードは充電器を地面に落としてしまった。
「そ…孫、おまえ今までこ…こんなのを着て戦っていたのか」まるで天津飯が乗り移ったかのようにシェードはビックリした。
充電器をブエナビスタに繋げて約40分。なんと充電器が空になった。説明しよう!ブエナビスタの電池パックをフル充電するには200万mAh必要なのである!スマホなら約66回もフル充電できる。そう、iPhoneならね。
ブエナビスタの電池パックが満タンにならなかったとはいえ、とりあえず走れるところまで行こうと3人は話し合って決めた。着ぐるみの中に充電器をしまおうとした瞬間、子ブタの素顔がチラッとアドラスには見えた。
「え、女の子?」ピンクがかったショートのかわいらしい顔をまぶたに焼き付け、それならもう少し頑張れる、そんな気持ちから出たアドラスの一言だった。
「残念だけど、男の子だブー」着ぐるみを被った子ブタは続けた。
「この作品はトランスジェンダーなどのLGBTも取り上げていく社会派小説なんだブー」
それを聞いて1番驚いたのは、作者自身であったらしい。




