第16話 というわけで木村にしました
素早くアドラスから離れ、いったん距離を置いたネコの緊張は、途中から騒動に気付いたシェードの一言で緩んだ。
「あ、見つけた♫アドラスさん!何やってたんすかぁ。もう用は済みました?」
「知り合いか?フン、紛らわしい」ネコは構えを解いた。アドラスは話が見えないまま、シェードに次に目指す街を伝えた。
シェード「マジレグン?聞いたことないっすねぇ。でも、あれ?ここに次の探してる村人がいるんじゃないんすか?」
そもそもこの街に来た理由は特になかったということを、シェードの質問でアドラスは思い出した。冷や汗は出るが、シェードへの答えは出てこない。アドラスの脳の中では急きょアドラス会議が開かれたが、誰かが何かアイディアを出してくれるだろうと、誰も発言しなかった。1分が60秒にも感じられた。
そうこうしているうちに、イヌが会話に入ってきた。
「この街で誰か探しているのかワン?」
「あぁ、実はこのアドラスさんが、うちの村から選ばれし7人の村人を探してるんすわ。ちなみに、俺、そのうちの1人なんす♫」シェードは後半ニコニコして話した。
ネコ「ふーん、大層な理由で旅に出ているのね。(キモいけど)」
アドラスは、俺に気があるんじゃないかと早くも誤解している。
「で、君たちはどこ出身なんだい?」
イヌとネコ以外の動物キャラを全く喋らせていなかった為、書いては見たものの、まだ誰が口を開いたのかこの段階でも決まっていない。そして作者は気付いた。
誰も…アドラスの村の名前決めていないのである!
そして、今回のタイトルへと繋がる。めでたしめでたし。




