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極々普通の冒険譚  作者: ネコトイヌ
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第14話 報連相は大事

 疑いが晴れたシェードは、その勇気ある行動を讃えられ、町長に招かれることとなりイヌやネコたちに連れられシーヤンムスクの中央部へと向かっていた。


 「ところでよー、それ被り物なんだろぉ?いつまで被ってるのよ。暑くない?」

 シェードのもっともな質問に対して、イヌが率先して口を開いた。


 「そんなことをしたら子どもたちが悲しむワン。我々は犯罪を撲滅するのが仕事だが、一見無意味に思えることも、子どもたちが明日も笑って過ごすための仕事なんだワン。」

 

 「無意味って自分で認めちゃってるけどね」ため息をつきながらネコがツッコミを添えた。タヌキやキツネも頷いている。


 「一見と言っているんだワン!つまり、突き詰めたら必要な事だということだワン!」イヌはまくし立てた。


 シェードと動物一行が町長のところへ向かっているところに、シェードを探していたアドラスが鉢合わせした。(知らない人、というか着ぐるみたちと歩いているな…)極度の人見知りであるアドラスは、シェードから声をかけられるまで目の前を行ったり来たりしていた。

 なまじアドラスが剣を所持しているため、シェードがアドラスの存在に気付くよりも先に、イヌたちはその行動を不審と捉え、既にロックオンしていた。

 「さっきの引ったくりの仲間かもしれないワン」イヌがやっと拾えるぐらいの声量で他のメンバーへ警鐘を鳴らした。

 「何の余裕か知らないけど、既にこっちに気付いている素ぶりを見せつつ、一定の距離を保っているわね。」アドラスの行動から、ネコが誤解するのは当然であった。


 (シェードの奴、何で早く声をかけてこないんだよ…)

 やきもきしたアドラスが徐々に距離を詰めて、何なら剣でも見せたらどうかと鞘に手をかけた瞬間、ネコが動いた!

 それに気付いたアドラスは、やっと声をかけてもらえると思い、鞘から手を離し、話しかけられるテイでネコに軽く微笑んだ。

 (!…この状況で笑うなんて!狂気!)

 ネコは一瞬ひるんだ。

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