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極々普通の冒険譚  作者: ネコトイヌ
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第12話 ケツの圧力

 シェードが凄まじい速度で着ぐるみたちの間を抜けようとするが、彼のスピードに遅れることなく着ぐるみたちは攻撃を仕掛けてきた。

 シェードは子ブタの右フックをチクタク(地面を蹴らずに体のひねりだけで進むトリック)で避け、タヌキの足払いからはオーリー(板に乗ったまま前足からジャンプするトリック)で空中へ避けた。しかし、そこへキツネが申し合わせたかのようにカウンターパンチを喰らわせようと現れた。


 キツネ「飛んで火に入る夏の…」

 キツネが言い終わる前にシェードは更にニトロエンジンの出力を上げ、キツネの頭を超えて行った。

 地面に着地したシェードの数十メートル先に最後の着ぐるみ、ネコが立っていた。どこを見ているのか分からない立ち振る舞いであったが、シェードとの距離がいよいよ縮まると、その格好からはおよそ想像できない速さでシェード一直線に向かって来た。

 「こいつ、俺とチキンレースでもしようってのかぁ?」

 久しぶりに骨のある奴だと、シェードのテンションは180BPMまで上がった。ちなみに彼の普段のBPMは92/57、低血圧である。

 みるみる2人の距離が縮まり、残り数十センチのところまで来た時、シェードはチクタクでネコの右側を通り抜けようとした。が、ネコはそれに反応して、再度シェードの行く手をふさいだ。


 「何となく分かってたよ、お前が反応しそうなのは。だが残念賞だ」そう言い放ったシェードは最高速度を保ったまま、もう一度チクタクをして左側に方向を変えた。視界の中でもネコが右隅に消えかかっていくのを見て、シェードは勝ちを確信した。


 次に瞬きをした時にはシェードの目の前には空が広がっていた。と同時に、体に衝撃が走った。地面に叩きつけられていたのである。

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