第四十四話 賢者の末裔
お待たせしました!第四十四話です
「さて、それとオルバ」
「はい、マスター」
「おかえり」
マスターは優しく微笑む。
「え…?」
「なにぼけっとしてるの?」
「あ、いえ。戻っていいんですか?」
「当たり前だよ。私達は家族だよ」
ギルドのみんなは優しくそれを見守る。
その優しさにオルバは頭を下げる。
「ありがとうございます」
ーーー…
私達は一旦街に帰ると街は酷い状態だった。
地面はひび割れ崩壊し、植物は枯れている。
水も干上がり、ところどころで家が燃えている。
「なんだよ…これ⁈」
カルマから怒りを感じる。
「これが四宝を失ったこの国の末路。リタ、カルマ、エレイ。今からあなた達三人にはある人の元へ向かってもらう」
「ある人?誰だ?」
一瞬リタを見る。
「暁の間に行ってもらうわ」
「え⁈」
リタは驚くが二人は首を傾げた。
「暁の間?なんだよそれ」
「聞いたことないわね」
「え、そうなの⁉︎」
「暁の間は暁の姫の統治する聖域。普通なら行くことなど不可能よ。リタはその様子だと行ったみたいだけど」
「そこにどうやって行くんだよ」
少し間を開けルチルが話す。
「私が四大賢者の末裔の生き残りだから」
「四大賢者の末裔⁈」
「そう。四大賢者だけは暁の間の開き方を知っている。特別な転移魔法をね」
「それで私達は暁の間に行くのね」
「そう。時間がないから早速発動するわ」
ルチルが杖を構える。
「古より世界を守りし暁の姫。我が望むもの達を送り給え」
三人の足元に魔法陣が現れる。
ルチルは指をナイフで切り魔法陣に血を垂らす。
すると光が強まり全身が暖かな光に包まれた。
「頑張ってね。どうかこの国を救って。君たちに祝福あれ」
声が聞こえた後、三人は意識を手放した。
ーーー…
三人が消え魔法陣も姿を消す。
「ふう…。成功したんだね」
「マスター」
振り向くとオルバがいた。
「オルバ。大丈夫だよきっと。彼らは特別な力を持ってる。異世界の姫のリタ、水の賢者のカルマ、重力の賢者のエレイ。私は彼らを信じるよ」
「私も彼らを信じます」
「だから私達は街のみんなを守ろう」
ありがとうございました!
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