第三十二話 四つの宝
お待たせしました!第三十二話です!
裏切り。
その言葉が一瞬理解できなかった。
したくなかったのかもしれない。
「彼はおそらく隣国の使者だよ」
「どうしてそんなこと」
「恐らく狙いは国の崩壊」
「おい、どういうことだよルチル」
「今から説明するね」
ーーーこの国は元々海だった。
ある日4人の賢者がこの地に訪れ魔法により国を築いた。
彼らは自らの媒体に一人ずつ別々の属性の魔力を注ぎ大地を作り上げた。
「あれ、でも属性って3つじゃないんですか?」
「昔は7つあったらしいよ」
「そうなんですか」
「じゃあ続けるね」
当時使われた属性は火、風、そして今は存在しない重力、植物。
重力が大地を持ち上げ火で海水を蒸発させる。
その地を風で整え、植物で地を豊かにさせたそうだよ。
そうしてできたのがこの国だよ。
「じゃあその四宝が奪われたってことは…」
「魔法元素のバランスが崩れ国に厄災が起こる。最悪大地が崩壊し、海に沈むこともありえる。今はなにもないってことはまだオルバがこの地にいるということ」
「んじゃあ彼奴を探して奪い取れば!」
「まってカルマ」
「なんだよ、ルチル。その話がほんとなら早くしねーと」
ルチルもそれは同じようだ。
だが止める理由があるようだ。
「ダメだよカルマ。君は彼の強さを知らない」
「どういうことだ。彼奴の強さはよく知ってる」
「知らないんだよ。彼の属性は魔法だけど少し特殊なんだ」
今まで魔法を教えてもらっていたがそんなことは一度もなかった。
どうしてこうなってしまったんだろう。
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