第三十話 人の暖かさ
お待たせしました!第三十話です!
ギルドに帰るとエレイに抱きしめられた。
「リタ!怪我とかしてない⁈」
この一言がすごく嬉しかった。
エレイを抱きしめる。
「エレイ。大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
エレイは少し微笑んだ。
「おかえり、リタ」
「ただいま。エレイ」
おかえりって言ってもらったのはいつ以来だろうか。
たが考えても思い出せない。
前世を思い出そうにも記憶にもやがかかり見えない。
「あれ?」
「リタさん」
振り向くとそこにはオルバがいた。
「オルバさん」
「ブローチを使ったのですね」
「ブローチ…。あ!だから記憶が」
「やはりそうですか。もしかしたら記憶が曖昧になるかもしれません。代償の大きさにもよりますが…」
「そのおかげで私は今生きています。だから後悔はしません」
「そうですか」
リタの強い意思のこもった瞳を見てオルバはそれ以上何も言わずその場から離れた。
ギルドを見るとあの絶景はなく、壁や窓が破壊されている。
「ギルドが…」
「リタ。無事でよかったよ」
声の主はルチルだった。
「マスター。ごめんなさい。私のせいで」
ルチルは静かに首を振る。
「あなたのせいじゃない。悪いのは私だよ」
「え?どうしてマスターが?」
「私はあなたの魔力に気づいていた。でも、それでもあなたをギルドに招いた。だから責任は私にあるよ」
「マスター…」
ルチルは微笑んだ。
「リタ、ギルドを辞めるなんて許さないからね。あなたはもうギルド(うち)の家族だからね」
その言葉に涙が出た。
ルチルがそっとリタを抱きしめる。
ギルドの他のメンバーも迫ることはせずリタを慰めた。
この世界に来てこんなに暖かい仲間ー家族に会えた。
血なんて関係ない。
それをみんなが教えてくれた日だった。
ありがとう。
私はみんなが大好きだ。
ありがとうございました!感想や物語のアドバイスなど募集中です\( 'ω')/




