第二十八話 亡き者への想い
お待たせしました!第二十八話です!
「死者の…蘇生?そんなこと…」
「本来であれば不可能だ。だが姫の力を使えばそれが叶うはずだ」
「…わかった」
男は少し驚いた表情をした。
「自ら命を絶つというのか?」
「それはできない。私には私の帰りを待つ仲間がいる。勝手に死ぬことは許されない。だから夢を見せてあげる!」
現在リタは杖を持っていない。
「杖を持たずに魔法を使うというのか?」
「できるよ。…オルバさんに聞いておいてよかった」
ーーーそれは魔法の修行をしていた時、ふとリタはあることをオルバに聞いた。
「ねえ、オルバさん。魔法は杖なしでできないんですか?」
「普通の魔導師では難しいでしょう。ですがリタさんならできるかもしれません」
「方法ってありますか?」
「一つだけあります。あまり気は進みませんがリタさんにならこれをあげても大丈夫でしょう」
オルバはポケットから青い蝶のブローチを取り出した。
「これは?」
「これは私が精製して作り上げた魔法石です。効果は使用者の魔力に比例します。使い方はただいのるだけです。ですが使えるのは一度だけです」
「使ったらどうなるんですか?」
「魔法石は砕け散ります。そして魔法の強さと同等の価値の記憶を失います」
「記憶…」
「なのであまり使用は進めません」
「ありがとうございます。オルバさん。大切にします」
ーーー…
(ごめんなさい、オルバさん。早速使います。どうかこの世界の記憶が消えませんように)
リタは胸の前で祈るようにブローチを握りしめた。
「青き魔法石よ、どうか私の願いを叶えて。彼に幸せな夢を見せて!!!」
すると男は優しい光に包まれた。
そこでリタの記憶は途切れた。
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