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第二十七話 古城の主
お待たせしました!第二十七話です!
どうやら私は船に乗っていたようだ。
船から出ると目の前に大きな古城が見えた。
「ここが…」
「では我らはこれで」
「えっ、行っちゃうの⁈」
「我らは依頼を完遂したからな」
そういい男は姿を消した。
「マジか」
仕方なく城へ向かった。
鈍い音を立てて扉が開かれた。
中はなんとも予想通りな雰囲気だった。
「ありきたりだなあ」
「よくぞ来たな。異世界の姫よ」
声のする方へ恐る恐る視線を向けるとそこにはスーツの紳士的な男がいた。
「あなたが私を?」
「我が名はシュレード。この城の主だ」
「私はリタ。どうしてこんなことを?」
「あなたの力を手に入れる為だ」
「私の?」
「まだ気づいていないのか。ならば教えてやろう」
異世界の姫。
その人間は万物の精霊や獣を召喚できるほどの魔力を持つ。
そして暁の姫の力を発動できる。
「暁の姫?」
「暁の姫は全知の姫だ。姫の加護を受けた者はその知性を一時的に授かることが可能となる」
「…よくわかんないけどあなたはその力を手に入れて何をするつもりなの?」
「死者の蘇生だ」




