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どうやら次元を間違えたようです  作者: 白黒ブリキ
第四章 初めてのクエスト
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第十八話 前世のお話

お待たせしました!第十八話です!

今回は少しシリアスです。

店を出て少ししてようやく追いついた。

「…エレイ。あの…」

追いついたのはいいがどう声をかけていいかわからなかった。

しばらくし、先に口を開いたのはエレイだった。

「ごめんリタ。やっぱ無理だった」

振り返ったエレイの頬には涙が伝っていた。

「エレイ…」

「私ね、昔は令嬢で両親は私にすごく期待していた。許嫁とかもいた。勉強もたくさんしていた。でもそんな生活、私は嫌だった。だから家を出たんだ。それが5年前。あとね、他にも理由があるんだ。…魔法を否定されたこと。それだけはどうしても許せなかった」

「自分の気持ち、伝えたの?」

「伝えても意味ないわ」

そんなエレイを見てふと昔ーー前世を思い出した。

「エレイ、私はあなたが羨ましいよ」

「リタ?」

「確かに魔法を否定されたのは私もいやだけどあなたは愛されていたと思うよ」

「そんなことないよ」

「そんなことある!だってさっき、あなたのお父さんは心配してた。私は両親に愛されなかった。家に帰ってもいつも誰もいないのが当たり前だった。それにもう顔も見れないんだ。でもエレイは違う!話せばきっと変わるよ!だって家族だもん。それにまだ生きてる。魔法のことも伝えよう?私も一緒に行くから」

俯き黙ってしまったエレイ。

さすがに言い過ぎたかと思った。

でもちゃんと向き合って欲しかった。

私の両親は私が幼い頃からほったらかしだった。

共働きだったこともあって顔を見る時間も少なかった。

10歳の頃に両親が離婚した。

そして私は母親に引き取られた。

母は離婚してから新しい男を何人もつくっていた。

ああ、もう戻らないと思った。

15歳の頃から暴力を振るわれ始めた。

その一年後16歳になってすぐ私は世界から消えた。

「リタ」

その声に意識を引き戻された。

「私、話してみる」

エレイの瞳に強い意思が見えた。

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