第十六話 突然の依頼
お待たせしました!第十六話です!
翌日、思いもよらない出来事が起きた。
いつものように着替えを済ませ、ギルドに向かうとカルマが真剣な顔でこう告げた。
「ルチルがお前を呼んでる」
言われた場所に行くとルチルがおり、その手には一枚の書類が握られていた。
「リタ。あなた指名の依頼が来たの。…これだよ」
その紙を見ると難易度はそう高くない。
だが気になることがあった。
「どうして私を知ってるんだろ。名前って公にされてるの?」
「されてないよ。ある程度名の知れた魔法使いや魔法戦士ならわかる。でもまだギルドに来て間も無いリタが指名されたのには何かある気がするんだ。…受けるかどうかはリタに任せるよ。これはリタ宛の依頼だから」
確かにまだ魔法も召喚もほとんどわからないことだらけだ。
けどやってみたい気持ちの方が強かった。
「やりたいです」
その答えを聞きルチルは微笑んだ。
「わかった。じゃあ依頼主にそう伝えるよ。あと、一人じゃ危ないから暇そうなカルマを連れて行って。罠かもしれないから気をつけてね」
「ありがとう。マスター」
「あとそれともう一つ。行く前に街にあるエルシアの店に行って杖を買っておいで。戦闘もあるかもしれないし。依頼主には明日向かうと伝えておくから召喚の魔導書もオルバに聞くといいよ」
そういい、ルチルは出かけた。
一人部屋に残されたリタはまずオルバの所に向かった。
行き先はもちろん書斎。
ーーー書斎
「こんにちは!オルバいますか?」
オルバを読んでみた。
しかし返事はない。
「いない…のか?いや、一応行ってみるか」
奥に進むとそれはあった。
そう、本の山が。
「またか⁉︎」
本の山を退かすと予想通りオルバがいた。
「また埋れていたんですか?オルバ」
「ありがとうリタ。助かったよ。…それで、なにか用事があったのかい?」
「実は私宛に今朝依頼が来たんです。だからもしもの戦闘の為に召喚魔法の本を借りたくて。オルバならいい本を勧めてくれそうですし」
「なるほどね。それならこの本を持って行くといいよ。君の魔力なら多分大丈夫だ」
と、一冊の魔導書を渡された。
「ありがとう、オルバ」
さて、次は杖を買わねば。
その本は部屋に置き、ルチルに言われた店へ向かうことにした。
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