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第十二話 本の虫
第十二話です。今回は軽くギャグです。
二階の奥の部屋へ行くと書斎があった。
中に入ると天井まで本で埋め尽くされていた。
「すごいね。ここ」
「ここにはいろんな本が保管されてるからな。召喚魔法の本もたくさんあるぞ」
「おお!」
「んで肝心のあいつはどこだ?」
「ねぇカルマ、その人ってどんな人なの?」
「本の虫。まあ、会えばわかるだろ」
と、適当に返事をし、奥へと進んだ。
すると奥に何故か本の山が見えた。
「いた」
「え?どこに?」
「これ」
といい、本の山を指した。
「いや。ただの本の山だけど」
「埋まってんだよ」
「はああああああ⁈⁈イヤ助けろよ⁉︎」
リタは本の山を崩しにかかった。
その間カルマは寝ていた。
「おいこら寝るなよ」
そういっても全く動く気配がない。
仕方なく一人で全ての本を退けると人が出てきた。
「いやー、助かりました!ありがとうございます。いっつも本に夢中で埋まるんですよねえ」
と、呑気に微笑む目の前の男。
全身を深緑のローブで包んでいてよくわからないが、恐らくカルマより年上だろう。
エメラルドグリーンの瞳がこちらを見る。
「そういえば貴女は見ない方ですね?初めまして。私はオルバ=シトロン。よろしくお願いします」
「私はリタ。よろしくお願いします」
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