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なんとなく、エントリー ー三年の春、まだ何者でもない僕らはー  作者: 春凪とおる


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8/10

第八話 手応え

「前より、ちゃんと話せてるね」


面接の帰り道。

あやのが言った。


「まじで?」

「うん」


「さっきの?」

「さっきの」


少し考える。


「……たしかに」


今回は、途中で止まらなかった。


「雰囲気って言わなかったし」

「そこね」


「空気も言ってない」

「成長したね」


「だろ」

少しだけ笑う。


「でもさ」

あやのが続ける。


「ちゃんと理由言えてたよ」

「……あー」


思い出す。


写真の話。

人の雰囲気。


そこから、仕事の話に繋げた。


「……あれで合ってた?」

「うん、全然いい」


「ほんとに?」

「うん」


少しだけ、安心する。


「……なんか」

「うん?」


「さっきより、手応えあった」

「いいじゃん」


「落ちても納得できそう」

「それ大事」


あやのが笑う。

「次、楽しみだね」


「……そこまでか?」

「そこまでだよ」


少しだけ前を向く。


「……じゃあ、ちょっとだけ期待するか」

「それくらいでいい」




風が吹く。


「……悪くないな」


ぽつりと呟く。

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