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逆襲の足掛かり
尻もちを着いて栄光の欠片の無い学園を眺めていると、視覚外から肩に手を乗せられた。
振り返ると釘バットを持った、いかにもなオリジナリティの無い格好をした、荒くれ者がいた。
金品を要求するヤンチ〜に向かって、つい批評してしまった。
「いつの時代もキミのような能無しはそうやって武器を持って肩パッドを入れ、チャラチャラ無駄に時間w——。
ヤンチ〜は怒りの拳を顔面ストレートでお見舞いした。
血を吹いて倒れた。幸い、ヤンチ〜に僕の才能は理解されず、何も奪われなかった。
僕は価値のない人間に危害を加えられた事に激しく憤怒した。
僕、可也飽経は激怒した。必ずかの邪智暴虐の総理を除かねばならぬ。
飽経には、世論が解らぬ。また、悪に屈する恐れもない。
飽経は街に、いや、世界に一人の希望である。
今までに感じたことのない感情。そう。怒りが彼を突き動かした。
早朝、飽経は部室に戻り、この快楽の無い世界を治す、
『逆襲の足掛かり』を作りにかかった。




